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=戦闘訓練編= ネライセレクト
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も出来ただろうが、上半身を露出した切島くんでは無理だ。しかも十手が長すぎてつっかえになり、床と十手を接着する部分に手も足も届いていなかったな」
「切島が封殺されるまで峰田を戦闘に参加させなかったのも、二人同時に逆方向に移動したのも理に適ってやがる。恐らくあの時点で瀬呂がどっちを狙おうが負けは確定してたろうな」
「それにしても、瀬呂くんを完全に封殺ために抱き着いてもぎもぎを付けるなんて水落石くんも念入りよね」

 上から順に八百万、飯田、轟、蛙吹である。4人全員が微妙にげんなりしているというか、むしろ勝った峰田以外全員がげんなりした顔をしている。オールマイトはなんとかいつもの顔だが、流石に奇策全開の水落石にどう評価をつけるか悩んでいるようだったが、すぐに答えを出した。

「峰田少年の個性をフルに活用し、奇策頼みと思わせながらも確かな勝算を以って行動している……確かに見た目は緊張感が欠けるようにも見えるが、事前の偵察も含めて結果はベストに近い。ヒーローとしての態度に難があるがトリッキーだな、水落石少年!頑張ったと思うぞ!!」

 素晴らしい高評価と言えなくもない。しかし俺的には嬉しくない。

「もう二度と作戦立案したくねぇ。何が楽しゅうて野郎にだいしゅきホールドなんぞせねばならんかったんだ」
「何でってお前、テープで拘束判定狙うと揉み合いになって失敗のリスクが高まるって自分で言ってただろ」
「そう、言い出しっぺは何を隠そう俺さ!!だから余計に嫌なんだよ!!」
「抱き着かれた側より抱き着いた側の方がダメージ大きいのかよ……」

 ホールドされた末に負けた瀬呂の飽きれた目線が突き刺さる。

「まさに『格好悪くても勝てればいい』を体現したね、ミスター水落石(ヒュノプス)……」
「そっと肩に手を置くな。余計に心が痛くなる」
「大丈夫?おっぱい揉む?」
「冗談でもやめてくれ、葉隠。自分が惨めになる」



 = (水落石の)削岩と葉隠への好感度が下がった!(一時的) =



 さて、ガッツリカット行きます。

 ぶっちゃけUSJ編までの間に原作と違った部分はなかったと思う。周囲に奇策士として認識されたりデクくんに個性について根掘り葉掘り聞かれたので「葉掘りって部分はどういう事だああ〜〜〜っ!?葉っぱが掘れるかっつーのよーーーーーッ!」と軽くボケをかましたりしてた。

 なお、その間に付母神ちゃんが「クラスの皆と友達でいたいから」と言いながらかっちゃんや轟などとっつき辛いメンバーに果敢に挑んではおそろいのキーホルダーをあげたりと大天使なことをしたりしていた。余りに健気すぎてかっちゃんさえ妥協する(というか多分彼の苦手なタイプだ)天使っぷりである。俺にも一個さくらんぼのキーホルダーくれた。ロボ可愛い。

 
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