第2話「代表候補生」
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んを推薦します!」
「私もそれがいいと思います!」
「私も織斑君に一票!」
と女子から一夏コールが流れていく。
「では候補者は織斑一夏……他にはいないか?」
「お、俺?」
一夏は余りにも多すぎて席を立って見回していた。
「織斑。席に着け、邪魔だ。さて、他にはいないのか?いないなら織斑に決まるが?」
と織斑先生が決定しようとした時、
「ちょっ、ちょっと待った!だったら俺は燐を推薦する!」
と土壇場で一夏の奴が俺の名前を言い始めると、
「黒崎君もありかも!」
と伝染になり俺か一夏の名があがる。
俺はため息を吐きながら、
「俺は…」
やりたくないと言いかけた瞬間、
「他にはいないのか?いないならこの二人の多数決で決めさせてもらうが。」
と話を進めようとする、織斑先生、
「いや、俺は――」
「自薦他薦は問わないと言った。他薦されたものに拒否権などない。選ばれた以上は覚悟をしろ。」
マジかよ!
「待ってください!納得がいきませんわ!」
あり、オルコット?もしかして俺らのことを思って?嫌な人かと思ったけどいい人なのか?人は見かけによらないっていうしね。
「そのような選出は認められません!大体、男がクラス代表だなんていい恥晒しですわ!わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」
……ん?
「実力から行けばわたくしがクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからという理由で極東の猿にされては困ります!わたくしはこのような島国までIS技術の修練に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ!」
代表候補生が実力あるのは認めるけど……俺ら猿ですか?
「いいですか!?クラス代表は実力トップがなるべき、そしてそれはわたくしですわ!大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、わたくしにとっては耐え難い苦痛で――」
……ああん?今なんつった?
「イギリスだって大してお国自慢ないだろ。世界一まずい料理で何年覇者だよ」
俺がむっとしている間に一夏が言った。
「なっ……!?」
一夏の言葉にオルコットが真っ赤な顔して怒っている。こういうのを怒髪天を衝くって言うのかな?
「あっ、あっ、あなたは!わたくしの祖国を侮辱しますの!?」
いやいや、先に侮辱したのアンタだから。見ろ。教室内の日本人みんな怒ってるよ。織斑先生とか無言だけど、あれ絶対怒ってるよ。
「じゃあ、俺からも幾つか言わせてもらう、まずお前は日本人は猿呼ばわりしたけどこのクラスの大半敵に回したぜ?」
と俺は席を立ってオルコットの方を見ながら、
「あ、貴方は何がいいたいので
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