第18話 カルバートでの決戦
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がいます、奴は旧市街のならず者たちを束ねるトップであり旧市街の事なら何でも知ってるでしょう。まあ奴は黒月を嫌ってますから接触するならお気を付けください」
「ありがとうございます、必ず依頼は達成して見せます」
「もしラットボーイに会ったらこう伝えてください。『今回の働き次第で前の件は無かったことにしてやる』と」
「分かりました、それでは俺たちはこれで」
僕達はそういって黒月貿易公司を後にした。
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「旧市街ですか……」
「ああ、この街に住んでいる君たちならラットボーイという男について何か知らないか?」
黒月貿易公司を後にした僕達はこの街に詳しいリーシャたちに情報を聞きに『鈴音』に向かい話を聞く。
「ラットボーイという男の名は聞いたことがアルね、旧市街のならず者たちをまとめ上げている旧市街の支配者ヨ。この街の人間はあそこ近寄らないネ」
「そもそも旧市街ってどんな場所なの?」
「この東方人街にも格差があって旧市街は主に訳あり……所謂犯罪者やどこかの国から逃げてきた放浪者などが集まる街です、なので治安は無いという無法地帯ですね。その無法地帯を支配してるほどですからただものではないかと……」
パイツェンだけでも大変なのにラットボーイという男も癖がありそうだね、今回の依頼三人で大丈夫かな?
「ジャムさん、ラットボーイがいそうな場所に心当たりはないです?」
「そうネ、奴は人が立ち入らない場所を好むから旧市街の廃墟が集まってる場所にいるかもしれないネ」
「そうか、ならまずはそこから当たってみるか」
「旧市街は無法地帯です、何が起こるか分かりません。皆さん、くれぐれもお気を付けて……」
「ありがとうリーシャ、それじゃ行ってくるよ」
「ん、お仕事開始だね」
僕達はリーシャ達にお礼を言って旧市街に向かった。
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「随分と寂れた場所だな……」
僕達は東方人街から少し離れた場所にある旧市街に来ていた。しかし酷い場所だな、建物はボロボロだし辺りでは道端で寝てる人もいれば複数で殴り合ってる人たちもいる、まさに無法地帯だ。
「ここの何処かにラットボーイがいるのか、こりゃ探すのに苦労しそうだぜ」
「とにかくまずは聞き込みをしていこう。なるべく離れないように気を付けながらね」
僕達は辺りにいつ人達にラットボーイについて聞き込みを開始した、でも大抵の人が無視したり襲い掛かってきたりしてまともな話も出来ない。
「本当に無法地帯だな。全く話が通じない」
「どうしようか……ん、どうしたのフィー?」
「リィン、あれ……」
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