第18話 カルバートでの決戦
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るな。お前が僕に喋っていいのは教団に関係することだけにしてもらう」
僕は刀を鞘に納めて居合の型を取る。こいつはもう依頼とか関係ない、こいつは倒すべき敵だ!!
「リィン、わたしも戦うよ。こいつ、許せない!」
「フィー……ああ、二人でやろう!!」
僕とフィーは再び武器を構えてシェーフンに対峙する。
「ふふふ、先ほどより更にいい殺気を放ちますね、そうこなければ面白くありません」
シェーフンは大剣と新たに取り出した火薬式の銃を左右の手に取り楽しそうに笑う。そして僕とフィーの姿が消えて次の瞬間シェーフンに切りかかっていた。
「ほう、速くなりましたね。一瞬貴方たちを見失ってしまいましたよ」
シェーフンは片手の大剣だけで僕たちの攻撃をいなしていく。
「クリアランス!」
「またそれですか?芸がない」
フィーが再び激しい弾幕を張るがシェーフンは悠々とかわす、しかし……
「はあっ!」
シェーフンが移動してきた瞬間に僕は切りかかっていた。
「何!まさかさっきの弾幕は私をここに誘導させるためにワザと……しかし!」
シェーフンは大剣で僕の攻撃を防ぎ銃で追撃してくる、僕は弾丸を切り落として再び切りかかる。
「甘い!」
シェーフンは僕の攻撃をかわして肩から斜めに切り裂いた。激しい痛みで思わず後退しそうになるが踏みとどまり刀を離して奴の腕を掴む。
「むっ!これは……」
「罹ったな……どれだけ速くても腕を掴まれたら速さなんて関係ない!」
「ではさっきの誘導すらもこのためのブラフ……!」
「こっちも喰らったんだ、お前も素直に喰らっていろ、フィー!」
「うん!!」
僕はシェーフンを蹴り上げて宙に浮かせる、そこにフィーが縦横無尽に飛び回りシェーフンを切り裂いていく。そして僕が飛び上がり蹴りをシェーフンの腹に放ちそのまま落下していく、そして最後にフィーが下からシェーフンを双銃剣で切り裂いた。
「エアリアル・ストライク!!」
僕たちの攻撃をまともに受けてシェーフンは錐もみ回転をしながら地面に落下する。
「やったかな?」
正直起き上がってほしくはない、だがフィーの疑問に答えるかのようにシェーフンは起き上がった。
「フハハ、いいですねえ。中々の痛みだ」
「……嘘でしょ、結構本気でやったのに……」
フィーのげんなりした声が僕たちの疲労を物語る。正直こっちの全力の攻撃を喰らっておいてケロッとした顔で起き上がられたりしたらそう言いたくもなる。
「楽しくなってきましたねえ、では第二ラウンド……と言いたい所ですがそろそろお暇させていただきます
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