第18話 カルバートでの決戦
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るようにしか見えない。
「このぉっ!」
「当たれ!」
男二人はイラついてフィーを挟み込むように殴りかかった。フィーは紙一重で攻撃をかわした、すると空振りした男たちの攻撃が互いの顔面に当たった。
「さよなら」
そしてフィーは男二人を投げ飛ばして池に落とした。
「邪魔をするな!」
男の一人を凝り飛ばして奥に進むと沢山の扉がある部屋に付いた。
「何だこれ、どこにパイツェンがいるんだ?」
「とにかく手当たり次第に調べよう」
一つ一つのドアを開けて中を確認していく、そしてある扉を開けた瞬間何か刃物のようなものが飛んできた。
「うわっ!?」
僕は刀で刃物を弾き落とし防ぐ、部屋の中には見た事もない武器を持った男たちがいた。
「何あれ、投げナイフじゃないよね」
「もしかしてユン老師が言っていた東方の暗殺武器『クナイ』って奴かな?実物は初めて見たけど……気を付けてフィー、クナイには毒が塗っていることもあるらしいんだ」
「要は当たらなければいいんだよね」
男たちは更にクナイを投げつけてきた、僕は刀でそれを弾きながら小さい斬撃を放った、男たちはそれをかわすが……
「甘いね」
懐に入り込んでいたフィーが逆立ちして両足を広げながら回転して蹴り倒していく、そして最後に近くにいた男の首に足を引っかけて投げ飛ばした。
「リィン、階段があるよ」
「上にいるのかも知れない、用心しながら行こう」
僕たちは階段を上がり廊下を走っていく、すると奥にある鉄格子が降り始めた。
「急がないと!」
「届いて……!」
僕とフィーは滑り込む様に鉄格子を潜り抜けてギリギリ通ることが出来た。
「危ないとこだったね、しかしあちこち仕掛けだらけで面倒な店だな」
「リィン、どうやらまだ来るみたいだよ」
フィーが指さした壁が回転して中から男たちが現れた。
「いい加減疲れてきたよ……」
「でもあと少しだと思う」
武器を構えて僕とフィーは男たちに向かっていく。小太刀をかわしてみねうちで切っていく。フィーも銃弾で武器を弾いてがら空きになった男たちの腹や顎を蹴り飛ばしていく。
「リィン、こっちに道があるよ」
奴らが出てきた壁の裏側に道が存在した、僕とフィーはそこを通って奥に進む、すると今まで通ってきた扉より大きくて豪華な扉があった。
「リィン、中に沢山の気配があるよ」
「うん、きっと中にパイツェンが……」
僕は意を決して中に入る、中には武装した集団と眼鏡をかけた男がいた。
「初めまして西風の旅団のお二人さん……私は『反移民
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