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英雄伝説〜西風の絶剣〜
第18話 カルバートでの決戦
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 カイトと別れた僕たちはアンダーヘブンの中を進んでいた、しかしこの店最初は普通のクラブみたいな店内だったのに奥は東方風の内装になってきた。


「思ったよりも中は広いな……」


 外から見たよりも中は意外と広かった、なるほど、テロリスト集団のアジトって聞いていたが案外おしゃれな奴らなのかもしれない。だから何だって話だけど。
 少し先に進むと武装した男たちが立っていた。


「いたぞ!侵入者だ!」


 武器を構えて向かってくる男たちに対して僕は真ん中にいた男を殴り飛ばした、そして動揺したほかの男をフィーが投げ飛ばした。


「このガキ!」


 フィー目がけて男の一人が銃弾を放つ、フィーは素早く身を動かして銃弾をかわして男の目に突きを放つ、そして怯んだ男の右足に足払いをして倒れた男の顔を踏みつけた。
 僕は小太刀を振りかざしてくる男二人に刀を抜いて対峙する、一人が背後から切りかかってきたので刀でいなす。前から切りかかってきた男の股間を蹴り上げて怯ませる、そして背後にいた男の頭を掴んで壁に叩き付け止めに手刀を頭に喰らわせた。


「なっ!?」


 そして悶絶していた男を大きな扉ごと殴り飛ばした。


「リィン、容赦ないね」
「そういうフィーだって」


 確かに二人ともえげつない戦い方だが男たちは何とか生きている、これは二人で決めた事だが必要のない殺生は出来るだけ控えることにした。父さんにも唯殺すだけの選択はするなと言われているし僕も本当に必要があるときでもない限り殺すなんて真っ平御免だ。それはフィーも賛同してくれた。


 扉を潜り奥に向かう、次の部屋には何と池があり中心には大きな噴水が立ち上っていた。敵地の中だったがその美しさに少し目が奪われた。だが咄嗟に僕は噴水から離れた、その瞬間水しぶきをあげながら無数の銃弾が飛んできた。


「全く風水も何もないな!」


 近くにあった机を盾にして隠れる、そしてフィーが閃光弾を投げつけた。ピカッと眩い光が辺りに放たれる、そして全員の視界を奪った後に僕は盾にしていた机を投げつける。机に男三人が巻き込まれ残った一人の腹を刀の鞘で突き蹴り飛ばした。


「リィン、また増援だよ」
「入り口にあんなにいたはずなのに……」


 敵の数の多さにゲンナリしながら敵を倒していく。肘打ちをしようとした僕を見て男がガードの体制を取るが……


「ガードなんて意味ないよ!」


 肘打ちを当てる瞬間に止めて逆の腕で相手の腹を殴った、そして追撃に回し蹴りを放った。


「遅いよ」


 フィーは男二人の攻撃を楽々とかわしていく、子供が大人を遊んでい
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