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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第244話
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いやりのある俺達の大切でまだ幼いあの(キーア)を使ってその下らない悲願を叶えようとした時点で貴女もヨアヒムと同じ穴の狢だ!」

マリアベルの言葉に対して静かな表情で答えたロイドは自身に秘められた怒りを解放するかのように膨大な蒼き闘気をさらけ出してマリアベルを睨み

「「……っ!?」」

ロイドの闘気に圧されたマリアベルとヨアヒムは息を呑んだ。

「ロイド………」

「ハハッ、ヨアヒムに続いて今度はマリアベルお嬢さんに良いツッコミをしたな!」

「フッ、さすがはガイの弟だな……」

その様子を見守っていた未来のキーアは嬉しそうな表情をし、ランディは笑顔を浮かべ、アリオスは感心し

「クク……ハハ……ハハハハハハハッ!ヨアヒムどころかヨアヒムを操っていた”真の黒幕”もビビらせるとはな………今のてめぇはもはやあの大馬鹿兄貴と同じ―――いや、”それ以上の存在”だ、小ぞ―――いや、ロイド・バニングス。」

「フン……その事に関しては遺憾だが私も同じ考えだ。」

声をあげて笑った後口元に笑みを浮かべたガルシアはロイドを見つめ、ダドリーは鼻を鳴らして静かな笑みを浮かべてロイドを見つめていた。



「……ッ!うふふ、わたくしの大切なエリィを奪った事といい、このわたくしをヨアヒムと同列扱いした事といい、やっぱり貴方はわたくしにとって誰よりも――――あの”空の女神”よりも忌々しい存在ですわね、ロイドさん。」

「………………」

「ベル………」

一方マリアベルは唇を噛みしめた後不敵な笑みを浮かべてロイドを見つめ、見つめられたロイドはマリアベルとヨアヒムの挙動を見逃さないかのように警戒し、マリアベルの様子をエリィは辛そうな表情で見つめた。

「―――いいでしょう。”碧の大樹”ではそこの忌々しき七耀教会の代行者に横槍を入れられた為比べる事ができなかったわたくし達クロイス家の千年の妄執の重みと、あなた方の一年に満たぬ絆のどちらかが果たして強いのか……互いの命を賭けて比べてみるとしましょうか?」

そして怪しげな笑みを浮かべてロイド達を見回したマリアベルは詠唱をし、マリアベルに続くようにヨアヒムも詠唱をし、二人が詠唱を終えると何と大型の”幻獣”や”悪魔”が2体ずつ2人の背後に現れた!

「”幻獣”に”悪魔”………!?」

「どれも相当な霊圧を放っています……!」

「あれ?あの大きい悪魔はどっかで見た事がある気がするんだけど。」

「!あの2体の悪魔は”影の国”の時に現れた……!」

「”煉獄門”の左右を守る悪魔達――――”深淵のアスタルテ”と”暴虐のロストルム”………………!」

二人が召喚した幻獣と悪魔の登場にセリーヌとエマは驚き、ヨアヒムが召喚した2体の大型の悪魔に見覚えがあったエ
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