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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第244話
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睨み、シグルーンとゼルギウスはそれぞれ真剣な表情で呟き、エステルは呆れた表情で声を上げた後ヨアヒムとマリアベルを睨んだ。
「あれ?でも、ヨアヒムがオズボーン元宰相に力を貸しているのって変じゃない?ヨアヒムは”教団”では”御子”扱いしていたキーアちゃんを崇めているよね?」
「………言われてみればそうですわね。」
「オズボーン元宰相の目的はキーアが改変した世界を破壊する為だから、キーアを憎んでいるマリアベルさんやオズボーン元宰相達と違って、彼がオズボーン元宰相達に力を貸しているのは確かにおかしな話だね。」
ある事に気づいたミントの疑問を聞いたフェミリンスは静かな表情で頷き、ヨシュアは考え込みながらヨアヒムを見つめて呟いた。
「ふふっ、彼女達の”目的”の一部と僕の”目的”の一部は一致しているからね。その”目的”を果たすまでは一時的に共闘しているのさ。」
「……”目的の一部が一致している”だと……?」
「……その目的とは一体何なのですか。」
ヨアヒムの話を聞いたセリカは眉を顰め、ツーヤは厳しい表情で問いかけた。
「フフッ、それは勿論キーア様を我が”D∴G教団”にお戻りになる事を邪魔する愚かな”特務支援課”や七耀教会が創造したまやかしの存在である”空の女神”と彼女に従う君達を含めた愚か者達を葬り去る事に決まっているじゃないか!」
「―――なるほど。双方にとって”邪魔者”である俺達を排除した後、”鉄血宰相”達を排除し、キーアを手に入れるという寸法か。」
「あまりにもお粗末な計画ね………」
「というか”鉄血宰相”も自分から獅子身中の虫を受け入れるような事をしたわよね……」
「まあ〜、オジサンの場合目的を果たす為なら自分の寝首を掻くとわかっている相手を利用してもおかしくないけどね〜。」
「……そうですね。閣下は自らをも”駒”に見立てている程の方ですから………」
「つーか、普通に考えて”鉄血”達を一人で排除するとか無理だろ。」
ヨアヒムの答えを聞いてヨアヒムの目的がわかったレーヴェは静かな表情で呟き、セリーヌとクロチルダは呆れた表情でヨアヒムを見つめ、ミリアムの推測にクレア大尉は複雑そうな表情で同意し、クロウは疲れた表情でヨアヒムを見つめていた。
「と言うかエイドスさんが目の前にいるのに”空の女神”がまやかしの存在って………」
「うふふ、”D∴G教団”は”空の女神”の存在を否定していましたから、必死に現実逃避をしているのではないですか?」
「………まあ、”こんなのが空の女神”だなんて、わたし達の方も信じたくないけどね。」
「フィ、フィーちゃん。」
一方ヨアヒムがエイドスの存在を否定している事に呆れてジト目になったアリサにシャロンは微笑みながら
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