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IS 輝き続ける光
同胞
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ら宜しく、って事で良いのかなオルコットさん」
「セシリアと御呼び下さい霧雨様」
「俺の事は閃輝で良い」
「私も咲夜で結構よ」

3人はがっちりと握手をし友人の契りを交わす。ここに幻想同盟が発足するのであった。

「ああ霧雨君に十六夜さん!!良かったまだ校舎の中に居て……」

屋上から出て会話をしながら廊下を歩いていると山田先生が駆け寄ってくる。書類を片手に持っている所と言動を見ると、どうやら大急ぎでこちらを探していたようだ。

「如何したのですか山田先生」
「えっとですね、寮の部屋が決まったので部屋の鍵を渡しに来ました」

そういって閃輝へと鍵と部屋番号の書かれた紙が渡れされる。この学園は寮制で寮で過ごす事が義務付けられているが咲夜には鍵が渡されていない、と言うことは

「先生、これは俺と咲夜さんは同士つっという認識で良いんでしょうか」
「はい。何分お二人の入学が決まったのはかなり急だった物で部屋の調整が出来てないんです、異性同士が同室というのは辛いかもしれませんが整理がつけば一人部屋になる事は出来ますので」
「いえ大丈夫ですよ、無理に一人部屋にしなくても」

山田先生は虚を突かれたのかふぇ?と間抜けな声を上げた。年頃の異性同士が同じ部屋で過ごすなど耐えられるものではないから文句を言われる事を覚悟してこの事を伝えに来たのだが実際に帰ってきた言葉は無理に一人部屋にしてくれなくても良いと言う言葉だった。

「私と閃輝君と同室という事に文句はありません、寧ろ同姓とはいえ赤の他人と同室になる方が嫌です」
「咲夜さんとは長い付き合いですからね、そこら辺は大丈夫です。それに同じ仕事場ですから聞かれちゃいけない話とかし易いですから出来ればそのままの方が良いんですが」
「成程……解りましたでは私の方からそう伝えておきますね、それと荷物の方は既にお部屋のほうに運んでおきましたのでそれでは!」

メモに今の会話を書き込んで山田先生は再び走って去っていく、途中で転んだような音が聞こえたが恐らく気のせいだろう。

「それじゃあ行きましょうか、それで部屋は何号室なの?」
「1038室って書いてありますね、それじゃあついたら早速薬の調合を始めますよ」
「途中までご一緒しますわ」

こうして閃輝と咲夜の学園生活は始まるのであった。
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