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ヨハンだがこんな状況を覆す
地上の異変
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「ハレルヤ?!」

「思った通りだ…。ヘッ、俺の脳量子波に惹かれて来やがった!」

 ハレルヤは、変電所敷地内の中を逃げ回り、建物の屋上に到達する。

「へっ!これるもんなら…」

 背後に気配!そう思い振り向くと、ヘリコプターが
 下は、車両で埋め尽くされ。目の前にはヘリコプター…
 どうする?!……。その時、頭上から光線が。

「あれは…ガンダム!?」

 トールギスWが、彼らの迎えの使者として選ばれた。
 そして、予想通り中からはニールが現れ。

「悪いな、荒熊夫妻からの迎えだ」


 ―――――――――――――――


 ビリーのいる宇宙技研。そこに、三人の人物が現れる。

「ヨハン総帥、キム中将…」

 互いに敬礼をし、話を始める。

「連邦議会から急遽、お越しになられた」

「大統領特使の、クラウス・グラードです。それで、状況は…」

 画面に映し出された少女。その体の半分が、金属らしきものに覆われている。

「これは…」

「どういう事だ…」

「事実だけを述べると、被検体…いえ、この少女の肉体組織のほぼ半分が、金属へと変化しています」

「我々は、この異性体をELS(地球外変異性金属体)と名付けました。恐らく、総帥は何かを感じるかと」

 ビリーの言葉に、室内の全員がヨハンを見る。
 映像を見たヨハンは、その場の者に知っている事を伝える。

「恐らく、この異性体…ELSには知性があるだろう。それと、恐らく彼らの対話の手段として、同化・融合を行うのだろう」

「では、我々は…」

「あぁ、彼らは自身と同じ脳量子波を発する人間に、対話を図ろうとしている」

「成程、話が通じると思われる人間に接近していたのか」

「しかし、総帥…同化するという事は」

 わかった事は増えたが、まずい状況なのは変わりない。

「あぁ、ELSは相手を理解する方法として、同化を行うのだろう。しかし、それは我々にとっては脅威だ」
「完全に同化された人間は、死んでしまうからだ。この少女の様に、半分で止まってくれるとは限らない」

「グラード議員、議会にこの事を伝えてください。それと、脳量子波の高い人達の避難を」

「わかった。すぐ手配しよう」



 大統領執務室。そこでは、ヨハンと大統領達が面会していた。

「総帥、2年前に仰っていた通りですね」

「あの時は、半分上段と思っていたが…」

「情報漏洩の危険は?」

「ネットワークはヴェーダによる情報統制を、マスコミにも協力を仰ぎました」

「総帥、彼らに侵略の意志がない事はわかりました。対処はどの様に?」

「高濃度GN粒子散布による、意識共有領域を作り、
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