第六話 前途多難な出会いなの
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たしはお話しをしてみることにした。
「えぇっと自分のことを覚えてないの?」
「あぁ、メモリーに異常が発生しているのか破損しているかはわからんが」
「そうなの……あのね、貴方はフォルテって呼ばれてたみたいだからフォルテが貴方の
お名前なんじゃないかな?」
わたしはユーノ君から青い男の子がフォルテと呼んでいたと聞いていたので名前がフォルテではないかと聞いてみる。
「フォルテ……思い出せん」
「そっか、でも貴方を呼ぶときに困っちゃうから貴方の記憶が戻るまでフォルテ君って呼ぶね?」
「好きにしろ、俺からも聞きたいことがある」
……
う〜んフォルテ君の話を聞くとどうやらフォルテ君はわたしやユーノ君とは違うインターネットがすごく発達した世界からやってきたみたい、しかも人じゃなくてネットナビというレイジングハートに近い存在なんだって
ユーノ君曰く記憶がないから何とも言えないけどもしかしたら次元漂流者なのかもしれないみたい
「う〜ん、どうしたらいいのかなぁ」
「難しいね、記憶がないと何もわからないしそれにジュエルシードと一体化しちゃってるみたいだし」
「記憶が戻ることはあるのかな?」
「フォルテには自動修復機能とかはついてないの?」
「あるにはあるが、今俺の体には得体の知れないものも混じっている、今は鳴りを潜めているが
あいつらの力、意思は強大だ、今の俺では抵抗すらできんだろう」
フォルテ君の体の中にはなぜか悪意の塊みたいな意思が混ざっていて私がフォルテ君に変身した時も表に出ていたのはほとんどが悪意の塊だったみたい。
「おい、貴様ら俺へのアクセスを解け、あいつらが騒ぎ出した」
これからのことを考えていると急にフォルテ君がアクセスをやめろと言ってきたと同時に……
ニクイ、フク……ヲ!オロカナ、ニンゲ……ニク、イ、ニクイ、憎い!!
これまで聞いたことのないような暗い声が私たちにまで響いてきた。
「っ!なのは!!アクセス切るよ!」
ユーノ君の声を聞いた瞬間わたしはベッドから飛び起きた、最後に聞こえてきたあの暗い声
すこし思い出すだけで体が震えて気分が悪くなってしまった。
「なのは!大丈夫!?顔が真っ青だよ?」
「にゃははなんとか大丈夫、それにユーノ君こそ大丈夫?」
わたしを心配して声をかけてくれたユーノ君も顔が真っ青だった。
きっとわたしたちはお互いひどい顔をしているんだろう。
「あの声がフォルテ君の言ってた悪意の塊なんだろうね」
「うん、ごめん、なのは、僕のせいで……」
「こーらっ、わたしはきちんと自分でユーノ君のお手伝いをしようと決めたんだよ」
「うん……」
「だから、僕のせいで〜なんて言わない
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