第三話 お宅訪問はびっくりがいっぱい
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side熱斗
「ねっ……くん、熱斗くん!朝だよ!ほら起きて!」
「う〜ん、もうちょっと……」
「もう!フェイトちゃんたちはとっくに起きてるよ!熱斗くん」
フェイトという名前を聞いた瞬間オレの寝ぼけた頭は異世界に来てしまっていたことそして今日フェイトのお母さんの所へ行くということを一気に思い出した。
「そうだ!今日はフェイトのおかあさんの所に行くんだった!」
がばっと体を起こしPETを手に取り時間を見るとまだギリギリ朝と呼べる時間だろう。ふとロックマンがあきれた様な目でこっちを見ていた。
「おはよう熱斗くん、ボクは少し感心したよこんな異世界にきたのに相変わらずなんだから」
感心したなんて言っておきながらロックマンのこっちを見る目は冷たい
「おはようロックマン、んな顔すんなって」
オレ達の会話が聞こえたのか貸してもらっていた部屋にフェイトたちがやってきた。
「起きた?熱斗?」
「ようやくお目覚めかい?」
「二人ともおはよう、ごめんな寝過ごしちゃって」
「おはよう、別にいいよ慣れないところで疲れちゃってたのかもだし」
「おはよ、フェイトがいいって言うんならあたしも何も言わないよ」
本当は朝からフェイトのお母さんのところに行く予定だったので二人に謝り貸してもらったベッドから降りる。
「ほんと、ごめんね二人とも、ボクも起こしたんだけど」
「うん、いいよ」
「こっちの部屋まで聞こえてきてたからね熱斗はお寝坊さんみたいだね」
ばつが悪くなってオレはバンダナを頭につけ終わると話を変えようとする
「さぁさぁ、オレの準備は出来たぜ、早く行こうなっ」
そして向かったのは屋上だった。この建物がかなり高いので見晴らしがとてもよく町が一望できた。
「うわ〜すっげー高いな〜」
「うん、見晴らしもとってもいいね」
ロックマンと一通り町を見回す、改めて思うのは町並みはオレたちが居た世界と大差ないこと、秋原町のみんなはどうしているだろうと考えているとフェイトに呼ばれた。
「行くよ熱斗」
「あぁ、オレは何もしなくてもいいんだよな?」
「うんここにいてくれればいいから」
フェイトはそういうとなにやら数字を唱え始め
「開け誘いの扉、時の庭園テスタロッサの主の下へ」
そう唱え終えるとオレたちは光に包まれ視界は真っ白になった。
「着いたよ熱斗」
つぶっていた目をあけるともうそこは屋上ではなく、見知らぬ建物の中だった。
建物はデカオと一緒に遊んだ、ファンタジーRPGに出てくるお城のような広さと雰囲気で圧巻される。
「すごいね……熱斗くん」
「あぁ、まるでデカオん家で遊んだゲームの中だぜ」
「
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