第三話 お宅訪問はびっくりがいっぱい
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こっちだよ熱斗」
オレたちが驚いてることをまったく気にせずフェイトとアルフはすたすたと先に行ってしまう。
「ちょ、ちょっと待ってくれよフェイト」
フェイトと廊下を歩いていて思ったがこんなに大きなお屋敷なのに人の気配が全くしない、それどころかオレたちが歩く音以外虫の音一つ聞こえないのが気になった。
「なぁフェイト、この家ってお母さん以外には誰も居てないのか?」
「うん、今はかあさんしか居ないよ?」
「ふーん、にしては大きい家に住んでるんだな〜」
「そうなのかな?私、他のおうちってあんまり知らないから」
なんて話をしていると一際大きな扉の前にきた。
「じゃああたしはいつものとこで待ってるよ」
「うん、またあとでね」
アルフと別れオレたちは扉の中に入る、そこで目にしたのはこれまたゲームに出てくるお城の玉座のような椅子に腰掛けている女の人だった。
「ただいま戻りました。かあさん」
座っている女の人はどうやらフェイトのお母さんらしい、黒く長い髪にものすごく特徴的な服、けれどそれ以上に気になったのは顔の白さだった。フェイトのお母さんは腰掛けながらフェイトを一瞥するとオレたちに視線を移した。
「……貴方が次元漂流者の男の子?」
「は、はいっお邪魔してます。オレ光熱斗っていいます。こっちは相棒のロックマン」
「熱斗くんのネットナビ、ロックマンです」
「それが貴方のデバイスなのね、それで変質してしまったというジュエルシードはどれ?」
「えぇっとこれです、フェイトのお母さん」
オレはバトルチップになってしまったジュエルシードを見せるためにフェイトのお母さんを呼んだ瞬間ものすごい形相で睨まれた。
睨まれるわけがわからず困惑していると。
「ふぅ、プレシアよ」
「えっ?」
「プレシア・テスタロッサそれが私の名前よ」
「は、はいプレシアさん、これが変わったジュエルシードです」
改めてプレシアさんの名前を呼び、ジュエルシードを渡す。
「新たな魔術式が書き込まれてる?いや……」
プレシアさんは魔方陣を展開させるとなにやらぶつぶつと呟きだした。
「あっあの〜」
「私の求めているジュエルシードは純粋なものなの、だからこれはもう必要ないわ。けど、この私も知らない魔術式でとても安定した状態を保ててる、制御の参考にデータが欲しいわね」
「貴方のデバイスとこのジュエルシードのデータを取らせてもらってかまわないかしら?」
「あっえっとどうする?ロックマン」
「一つ聞いてもいいですか?プレシアさん」
「……なにかしら?」
「フェイトちゃんには貴方の夢を叶えるためにジュエルシードが必要と聞きました。貴方の夢とは
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