第一話 不思議な出会いはいろんなところで
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side 熱斗
「ねっ……とくん、熱斗くん!」
「うっ、ロック、マン……ハッ」
「大丈夫、熱斗くん?体におかしい所とかない?」
目を覚ましたオレは一通り体を動かしてみるけど特に怪我もないみたいでおかしなところは何もなかった。周囲の風景以外は
「うん、体は大丈夫みたいだ、けどここは?オレたちプラグアウト出来たのか?」
「ボクにもわからない、プラグアウトは出来たみたいだけどワイリーのアジトとは全然違うしそれにネットにもつながらないんだ」
今居る場所は現実世界の神社みたいだけどオレたちはワイリーのアジトに居たのにいったいどういうことなんだろう
「ここ神社だよな」
「うん、そうみたいだね、神主さんとか居ないのかな?話を聞いてみないと何もわからないよ」
「だな、少し歩いてみよう」
神社を少し散策すると一人の女の人が犬と一緒にこっちに来るのが見えたからオレは声をかけてみた。
「あの!聞きたいことがあるんですけど」
・・・
「なぁロックマン……さっきのお姉さんの話どう思う?」
「信じられないけど、信じるしかないと思うよ熱斗くん……」
お姉さんの話をきいてわかったのはここは海鳴市って場所で秋原町や科学省といった俺たちに馴染みのある場所はことごとく存在してないことに加えて俺たちがいた世界と違ってネットワークが発達していないらしい試しにPETとロックマンを見せたんだけど最近のおもちゃって進んでるのね〜とまったく相手にされなかった。
「だああああっどうしたらいいんだよ!」
「おっ落ち着いて熱斗くん」
「これが落ち着いてられるかよっせっかくプロトからプラグアウト出来たのにこんなわけのわからない所に来ちまうなんて」
「そうだね……ここにずっといても仕方ないしここら辺を少し歩いてみない?」
「そうだな、少し歩いてみるか」
ロックマンの提案で町を少し散策したオレ達は一旦休憩するために公園のベンチに座っていた。
「歩けば歩くほどここがボクたちの居た世界と違うって感じちゃうね……」
ロックマンの言うとおりでこの世界にもインターネットはあるみたいだけど学校で習ったような旧世代の物だし唯一の救いは使っている言葉が同じってことぐらいだ
「はぁ〜お金もないし帰る場所もない……これからどうしようロックマン……」
「熱斗くん……」
わけのわからない所に来て弱気になっていたオレに突然声がかけられた。
「やっと見つけた。あなたの持っているジュエルシードをいただきます」
声をかけてきたのはきれいな長い金髪をツインテールにした、赤い瞳に黒い妙な衣装をまとった女の子だった。
歳はオレより下に見えるけど特に目を引いたのは手にしている金色の宝石
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