革命者降臨
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き抜く。その後に停止を解除。
「あ・・・、それ・・・。」
「な、大丈夫だろ?」
未だに再起動が微妙でぼんやりと驚いてるサリナに笑って見せ、俺の手に肉の芽が取り付く前に放り投げて日光に浴びさせ、塵に・・・変わらん!?
日の光を浴びても平然と俺の腕に触手を放ってくる肉の芽に波紋入りのクラッカーを叩き込み、今度こそ完全に消し飛ばす。
「今のは・・・・。」
普通、肉の目は日光をモロに浴びれば消滅する。それもなく襲ってきたと言うことは本体のディノも・・・。
「よ、ヨシュアさん・・・・。」
思考の海に落ちそうになってた俺の脳が、震えるサリナの声によって急浮上。
「おうサリナ、礼なんていらんぜ、俺はもう1回サリナと旅したかったからしたんだ。」
「ッ・・・。そんな・・・・あんまりですよ・・・・。私はヨシュアさんに・・・・何も返してないのに・・・、こんな・・・、また助けてもらって・・・。」
驚いた風に目を見開いたサリナが泣いてるような、笑ってるような、そんな不思議な表情になって、目からポロポロと涙がこぼれて、搾り出すようにそう言って、俺がサリナの頭でも撫でようとした、その時。
「―――そう、礼を言うのは少し早いんじゃあないかね?」
その声は聞いてると心が安らぐような、落ち着いた・・・・
それでいてドス黒い波動を持った、毒のような声。
この、この、声は・・・・!!!
「てめぇ、ディノ!!!」
「久しぶりじゃあないか、夜集阿 聖斗。スタンドが成長しておめでとうと言ってやるべきかな? そしてサリナ、がっかりだな、任務失敗か。だが、ようやく出たがってた私の呪縛から出られたんだ、祝ってやろうじゃあないか。・・・そうだ、夜集阿よ、私をディノと呼ぶのは止めてほしいな。ディノ=ブラドという名は捨てたんだ。私は・・・」
「DInOだ。」
―――雨が、降り始めた。
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