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カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション
turn:13 綺場ミツキ
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出していた、モデルになったばかりの事を
「ん?」
翌日カードキャピタル3号店でタイガがクエストを探していると突然声を上げた
「どうしたの?」
店の手伝いのためエプロンをしていたメグミがタイガの様子に気付いて歩み寄る
「おい今は一つもクエスト落とせないんだぞ?妙なもん気にしてる暇があったら」
「いや、ミツキがクエストを出してるんだ」
タイガの言葉を聞いてハジメも立ち上がってクエストボードを見つめる
依頼者:綺場ミツキ【2】
クエスト名:どうすればいいんでしょう
仲のいい人が引っ越すことになりました
その人のために何してあげたらいいのかわかりません
どなたか相談に乗ってください
公園で一人ブランコを揺らしながら事務所に入ったばかりの時のことを思い出していた
まだ幼く新人だった彼女は同じ事務所の先輩たちにファイトを挑もうとしても勇気が出せなかった
そんな自分に手を差し伸べてくれた優しい人
事情を聞いたタイガは一人で唸っていた
「つまり、その仲のいい人っていうのは事務所の先輩か?」
タイガの問いかけに黙ってうなずくミツキ
「でも、なんで急にそんなことになったのかわからなくて」
「だったら聞きゃいいだろ………こいつで」
そう言って自分のファイカを見せるタイガ
「………そっか、そうだよね!ね!タイガさん!見届けてくれる」
「そういうクエストだしな」
いつもの調子を取り戻し勢い良く立ち上がるミツキ
タイガはそんなミツキを見て小さく笑う
カードキャピタル三号店のファイトテーブルの前でデッキを手に一人待つミツキ
やがて一人の女性が入ってきたのを見て安心したように笑顔を見せた
「待ってたよ、アズサさん」
彼女の名前は柊アズサ、高校生の時からモデルを始めたベテランでミツキとは同じ事務所の先輩後輩
「ミツキ、話があるってことだったけど………」
デッキを手に取るミツキとその真剣な表情を見てアズサは小さく笑う
「そういうことね、いいわ、このファイト受けてあげる」
二人がデッキをシャッフルしているとミツキがアズサに声をかける
「一つだけ教えて、事務所を辞めるって本当なの?」
ミツキの問いかけを聞いてアズサは目を見開くと
「本当よ、もう話は済ませたわ」
「どうして?アズサさんならもっと続けていけるはずでしょ?」
「歳を理由にするつもりはないわ、もういいでしょ、始めましょう」
落ち着いた様子のアズサを見て納得がいかないミツキだったが今は目の前のファイトに集中することに
「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」
惑星クレイ、ユナイテッドサンクチュアリの白亜の城に並び立つ二人
「青雲の宝石騎士 ヘロイーズ!」
「菜の花の銃士 キーラ」
「うっ!」
アズサのファーストヴァンガードを見
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