36話 暴走 3.10
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れていた。
それがハマーンとハマーンのファンネルを撃ち落とした。
「きゃああ・・・」
ハマーンのキュベレイは撃墜は免れたものの、両腕と両足が破壊されて宇宙に漂っていた。
戦闘不能に陥ったキュベレイを容赦なくドゴス・ギアの主砲が狙う。それを間一髪ガトーがキュベレイの前に出た。
「やらせんぞ!」
ドゴス・ギアは主砲を放ち、ノイエ・ジールへ目がけて浴びせた。その火力はI・フィールドを撃ち抜き、多少の軽減で入射角度がそれノイエ・ジールの右腕全てを消失させた。
「ぐっ・・・何と言う火力・・・」
ガトーはノイエ・ジールがまだ戦闘可能なことを確認して、ドゴス・ギアへ突撃していった。
「ぬあわーーーー!」
ガトーの咆哮はその気持ちがノイエ・ジールに宿ったかの如くドゴス・ギアの対空砲火をもろともせずドゴス・ギアの主砲の一つにノイエ・ジールを激突させた。
「ふ・・・フハハハハ・・・これで一つ潰したぞ・・・」
ガトーは衝突の衝撃で気絶した。それを見たガトー隊のカリウス、ケリィらはガトーを救出せんとドゴス・ギアへ詰め寄った。
「少佐!」
「ガトー!生きてろよ」
そんな救助隊にも容赦なく対空砲火を浴びせていた。次々と撃ち落とされていく仲間を後目にカリウスとケリィはノイエ・ジールへとたどり着いた。
「ケリィ大尉!引っ張り出しますよ」
「ああ承知した」
ギラドーガのバーニアを最大にしてノイエ・ジールを何とかドゴス・ギアのめり込みから引っ張り出した。その瞬間ガトーは気絶から立ち直った。
「は!・・・カリウス、ケリィか・・・」
ガトーがそう呼び掛けると「はい」とカリウスが答えたのと同時にドゴス・ギアの副砲が斉射された。
ノイエ・ジールの生きているI・フィールドで全員の撃墜は免れた。しかしその衝撃でカリウスとケリィはその場から吹き飛ばされた。そしてガトーが一人ドゴス・ギアの照準に当てられた。
バスクがほくそ笑み、撃墜の命令した。
しかし事態はまたもや変わる。ガトーの背後よりビーム砲の斉射三連がドゴス・ギアへ浴びせられた。
数十の対空砲がそれで破壊された。
攻撃の衝撃がドゴス・ギアを襲い、バスクはよろめき、ジャミトフは席にしがみついた。
「まさか・・・あの包囲網を・・・」
バスクは目の前のモビルスーツに囚われて、見事突破してきたラル達に気が付かなかった。
ジャミトフは椅子の手もたれを思いっきり叩く。
「バスク!どうにかせんか!」
ジャミトフに叱責されたバスクは目の前の艦艇らの進軍を止めるべくドゴス・ギアの砲撃を命令した。
「や・・奴らをこれ以上進ませるな!ここで討ち果たせ!」
ラルの艦体は残り9隻となっていた。後方よりバスクの包囲
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