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逆襲のアムロ
36話 暴走 3.10
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5人共シナプスからのLIVE映像を映し出された。ユウ、コウ、キースは目を丸くした。アムロとカミーユは眉を潜めた。

「まさかサイコフィールド・・・」

アムロがそう呟くと聞いていたカミーユが頷く。

「ええ、サイコフィールドの嵐ですね。斥力場と引力場が入り乱れて触れるものをねじり切ったり弾き飛ばしたりしそうですね」

カミーユがそう言ったことにアムロが驚いた。

「カミーユ、知っていたのかサイコフレームの可能性に」

カミーユはワイプで映るアムロを見て再び頷く。

「最近、ナガノ博士からメールが届きましてそれで・・・」

ワイプに映っているアムロが納得した。

「親父と博士は同様の研究をしているからな。親父の警鐘はそちらからかもしれない」

するとカミーユとアムロへ別の通信が入った。味方の信号だったので2人とも回線を開いた。

「アムロ、カミーユ、傍まで回収に来ている」

「ハヤトか!」

通信の主はハヤト・コバヤシだった。しかし回収と言われた意味が不明だった。それもハヤトが間髪入れず説明した。

「ガルマ議員からの要請だ。ブレックス議員も承諾し、既にシナプス艦長もそれに従って行動中だ。オレは元よりニューヤークからガルマ議員からいつでもスクランブルでいて欲しいということで大西洋置沖にラー・ヤーク(クラップ級)とクラップ2隻と共に待機していた。既に事態は宇宙(そら)へと移る。お前達らを回収しアーティジブラルタルから宇宙へ上げる」

アムロは根本的な説明を欲した。

「ダカールはどうなる!」

「既に情報交換が終えて作戦は決まっている。あの砂嵐をあの巨体へぶつけて終わりだ。互いのサイコフィールドが相殺し合い激突してダカールへの脅威がなくなる」

「・・・という保障など確信ないんだろ」

カミーユが腕を組んで言った。アムロも同感だった。ハヤトはその作戦に至った経緯を伝えた。

「カミーユの言った通り根拠はない。しかしダカールは既に市民含めて皆退避が完了しつつある。連邦首脳らもティターンズ派とエゥーゴの経済リベラル寄りなものたち含めて皆殉職した。政治機能が今停止している。要するにダカールに固執する必要がなくなったのだ」

だが市民らは強制的な疎開だ。少しでも維持した想いがアムロにあった。カミーユは戦略的にダカールでの戦闘が終わったことについて理解した。しかし被害の甚大さから私情を挟むことにした。

「ハヤトさん。もう少し時間いただけませんか?」

「カミーユ。分かってる。決着を付けたいのだな」

「はい」

するとアムロも便乗した。

「オレもだハヤト。あの砂嵐と共にサイコミュがもたらした影響の一角をこの眼で見ておきたい。それに・・・」

アムロは少し間を置
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