暁 〜小説投稿サイト〜
没ストーリー倉庫
=戦闘訓練編= サクセンセレクト
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
もかなりのものだが、いかんせん室内で使うと直線で進むから味方の動きも制限しかねない。それに――。

「テープトラップは諸刃の剣だ。相手の行動を制限できる分、自分の行動範囲も必然的に制限される。それだけならいいが、そこに同時に切島もいたとすれば、味方殺しを避けるための配慮が必要になる……」
「つまりそれがオイラたちの付け入る隙って事だな!」
「まぁな………言っておくが、あの二人は自分の『個性』を相当使い慣れてるように見えるから付け入る隙は結構狭いぞ」
「それでも勝ち目ゼロよりゃマシだろーが!!」
「まーそりゃそうだ!よっし、詳細詰めていくぞ!!」
 
 こうして俺たちは、時間いっぱい戦い方や迎撃方法について話し合った。

 峰田の手前そう言ったが、実際問題勝率は全部の可能性ひっくるめて1割行けばいい所だろう。
 だが、ノリとは言え付母神が応援してくれると言っていたのだし、俺がボロクソ批評した爆豪と麗日もこの訓練を見ているのだからせめて意地くらいは見せなきゃならないだろう。

 人には負けられない戦いがある。今回の戦いは、それではない。
 でも、負けていい戦いだから負けても悔しくないなんてことは絶対にない。

「ちぇっ、口では何だかんだ言いつつも負けたくねぇのバレバレだなー俺はよぉ」
「オイラだって負けるのは嫌だっつーの。せっかく雄英入ったんだからヒーローらしくカッケェことしてーだろ!?」
「分かるわー。なんかガラにもなく燃えてきちまうよな、こういう逆境!!」


 ああ本当、男って分かりやすい生き物。



 


「そして逆境の先にあるモテモテパラダイスを!!」
「いや、そこまでは……」
「ところで葉隠のおっぱいってお前から見てどうなの?」
「おい、そろそろ真面目な話しないと俺たちマジで負けるぞ?」

 げに儚きは時の流れなりけり。
 
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ