航空自衛隊の装備一覧 2
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徴としては指向性破片弾頭の装備があげられる。この方式では、近接信管が内蔵レーダーにより敵機の方向を正確に把握し集中的に攻撃を仕掛けるので、ただ破片をばら撒くだけであった従来の近接信管と比べるとより効率的に大きな攻撃力を与えることが可能である。
アクティブレーダー誘導と指令・慣性誘導を併用し、指令・慣性誘導の必要ない射程であれば撃ち放し能力を持ち、ミサイルを発射後に誘導することも可能。
また、AIM-120が対航空機戦に主眼を置くため、近接信管で弾頭を炸裂させればよいのに対し、航空自衛隊が求めるAAM-4では、対艦・対地巡航ミサイルの迎撃も重要視している。
このため、射程延伸のために燃焼パターンを2段階で変更できる2段推進方式を採用し、AIM-120と比べ弾体も大型となっている。これにより射程はAIM-7に比べて2倍近く延びていると推測されている。また、AAM-4は攻撃力増強のため炸薬量が増やされているとされている。
前述の特長によりECCM(電波妨害排除)能力・多目標同時射撃能力などが、
AIM-120を上回っているようで防衛省の平成13年度の政策評価書によると、AIM-120Bと比べても、スタンドオフ・レンジ能力では1割以上上回っているという。優秀な民生技術を大幅に取り入れて性能を向上させたのと同時にコストダウンしたらしく、ライセンス生産したAIM-7に比べると安い。
AAM-4は重いため1機あたりに搭載できる数が限られてしまうことや命中精度向上のため機体-ミサイル間の通信量が多くなり機体のセントラルコンピュータやデータバスに大きな負担を掛けることなどが問題点とされている。また、AAM-4はAIM-120と比較し1インチ太く、大型の制御翼(AMRAAMの全幅が62.7cmなのに対しAAM-4は77cm)を使用しているためF-4EJの後継機であるF-35への搭載において、
問題が発生する可能性がある。
技術研究本部で2002年(平成14年)度から2008年度まで、
横行目標対処能力の向上による攻撃範囲の拡大、巡航ミサイル対処能力の向上、
スタンドオフ・レンジと自律誘導距離の延伸による母機の残存性の向上、ECCM能力の向上による対妨害性の向上、及び数百万円の価格低減を目的に、99式空対空誘導弾(改)の開発が行われた。
AAM-4Bはシーカーをアクティブフェイズドアレイに変更し、
新方式の信号処理機能を追加したことにより、AAM-4と比べてスタンドオフ・レンジで1.2倍、自律誘導距離で1.4倍、AIM-120C-7と比べてスタンドオフ・レンジで僅かに、自律誘導距離で1.4倍の能力がある。また、レールランチャーからの発射にも対応した。
「04式空対空誘導弾」
種
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