航空自衛隊の装備一覧 2
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与えることが可能な指向性弾頭が採用されている。そのため、総合的な能力はAIM-9Lを上回るとされる。
前のミサイルがコストが最大の課題で採用されなかったことから、本ミサイルでは開発経費を削減する努力が行われた。
しかし、価格は高くサイドワインダーの倍近い価格となっている。生産は後継ミサイルである04式空対空誘導弾にシフトされている。また、
本ミサイルを改造したカメラポッドも製作されている。
「99式空対空誘導弾」
種類:視界外射程ミサイル
設計:技術研究本部
製造:三菱電機
ミサイル全長:366.7cm
ミサイル全幅:77cm
ミサイル重量:220kg
弾頭:指向性爆薬弾頭
射程:120km
推進方式:固体燃料ロケット(IHIエアロスペース製)
誘導方式:中途航程=慣性・指令誘導。終末航程=ARH
飛翔速度:M4〜5
99式空対空誘導弾は、日本の航空自衛隊が装備する中距離空対空ミサイルである。主契約者は三菱電機。アクティブ・レーダー・ホーミング(ARH)誘導と慣性・指令誘導を併用。
1980年代から1990年代にかけて、アメリカではセミアクティブ誘導であるAIM-7 スパローの後継として、AIM-120 AMRAAMを開発・配備しようとしていた。AMRAAMはアクティブレーダー誘導で先代のスパローより軽く、有効射程・運動性ともに高い能力を持つ優れたミサイルであった。
しかし、その開発当初、AMRAAMの販売先はアメリカ軍とNATO各国軍のみに限定されるのではないか、
との懸念を日本は抱いていた(実際には輸出された)。そのために防衛庁(現:防衛省)は、AMRAAMと同等以上の能力を持つ国産ミサイル、
AAM-4の開発を決めた。1985年頃から技術研究は行われていたが、1994年から本格的に開発が開始された。これは1999年に99式空対空誘導弾の名で採用された。
AAM-4の特徴として指令送信機、シーカー、近接信管などに特殊な変調方式を採用していることがあげられる。これによりAAM-4は敵のレーダー・ミサイル警報装置に探知されることがなく攻撃可能である。この変調方式はFCSレーダーを使用した指令送信が不可能なためAAM-4運用のためにはJ/ARG-1と呼ばれる指令誘導装置が必要である。
また、送信機に旧来用いられてきた進行波管(TWT)にかわり小型高出力かつ安価なガリウム砒素半導体FETを用いたことによりロックオン性能と対ECM・クラッター性能が向上し、横行目標にも対応可能となっている。更に、
慣性誘導装置に小型で応答特性の良好な光ファイバージャイロを搭載したことにより誘導性能が高くなっている。もう一つの特
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