航空自衛隊の装備一覧 2
[23/28]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
外線カメラを付加し、より正確な射撃が可能になった改良型への更新が進んでいる。スーダンやイエメンでは、VADSをBTR-152に車載した簡易自走対空砲が存在する。
「地対空誘導弾ペトリオット」(8個高射群32個高射隊:各高射隊は6機の発射機を有す)
MIM-104ペトリオットとは、アメリカ合衆国のレイセオン社がMIM-14 ナイキ・ハーキュリーズの後継としてアメリカ陸軍向けに開発した広域防空用の地対空ミサイルシステムである。
ミサイル防衛では終末航程に対応し、
20-35kmの範囲を防御する。湾岸戦争時に、イラク軍が発射したスカッドミサイルを撃墜したことにより有名になった。
米国のほか、日本を含む同盟国など世界10ヶ国以上で運用されている。
ペトリオットミサイル発射システムはトレーラー移動式のシステムであり、1つの射撃単位はパトリオット発射中隊によって運用される射撃管制車輌、レーダー車輌、アンテナ車輌、
情報調整車輌、無線中継車輌、複数のミサイル発射機トレーラー、電源車輌、
再装填装置付運搬車輌、整備車輌という10台以上の車両により構成される。これらの車両が自走して野外に発射サイトを設営後、射撃体勢が整う。ナイキの発射システムよりも省力化が図られている。
交戦中に人員が配置されるのは射撃管制車だけで、無人となったレーダーや発射機は射撃管制車からの遠隔操作によって制御される。
システムは複数の機材から構成されており、有線・無線によるインターフェースにより連動している。
・射撃管制装置(ECS):1射撃中隊に1台が配備され、RSからの情報を処理し要撃命令を下す。米軍のECSシェルターはM927 5tカーゴトラック、
または軽中量戦術車両(LMTV)カーゴトラックの荷台に搭載された状態で運用され、2名のオペレーターが操作する。航空自衛隊では73式大型トラックを改修したものを使用する。
主要な機器は新型兵器管制コンピュータ(EWCC)、発射機間通信リンク・ターミナル(DLU)、UHF通信機(DDL)、UHF通信ルーティング・インターフェース装置(RLRIU-U)、2人分の操作コンソール(MS)である。最大16台の発射機を接続でき、同時に8台の発射機を制御する。発射機との通信はVHF無線または光ファイバーによって行われる。
RSとは有線でインターフェイスする。
・情報調整装置(ICC):1高射群に1台のICCが配備され、隷下に6台のECSを置く。
ECSと外観はほぼ同様であり、2名のオペレーター(指揮官)が搭乗する。上位組織および早期警戒管制機との連接が可能(日本ではさらに自動警戒管制システムBADGEとの連接が可能なように改修された)。ECSとはUHF無線によってイ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ