航空自衛隊の装備一覧 2
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このシリーズは、
小型化によって攻撃時の発射母機あたり多数の爆弾を搭載できることや、破壊力が小さいので攻撃目標周辺への付随被害が最小化できることを目的に開発され、
特にF-22の機内爆弾槽に収めるために全長も短くされて、AIM-120ミサイルの半分程度の長さになった。
「ペイブウェイ(GBU-12)」
ペイブウェイは、
アメリカ合衆国製の航空爆弾の名称である。Pavewayとは、
英語で「舗装道路」を意味する単語だが、"PAVE"とは「Precision Avionics Vectoring Equipment(精密航空電子誘導装備)」の略号で、
アメリカ空軍において開発された電子装備のシステム名称である。航空機搭載型の精密誘導爆弾としては最も多く生産された代表的な「スマート爆弾」であり、
初期型以降も誘導精度の向上などいくつもの新たなシリーズが開発された。
当初は、米テキサス・インスツルメンツ社が最初のシリーズである「ペイブウェイI」を開発生産し、
その後は米レイセオン社がペイブウェイ・ファミリーを引き継いで4つのシリーズの開発生産を行っている。現在では、
GPS/INS誘導方式のJDAMや小直径爆弾(SDB)といった新たな兵器の登場で、米国での誘導爆弾の主役の座を明け渡しつつある。
「ペイブウェイI」は、ペイブウェイ・ファミリーの最初のシリーズである。 いずれも既存の自由落下型の航空爆弾、「ダムボム」(Dumb bomb)にレーザー誘導装置を取り付けたものであり、以後のペイブウェイ・ファミリーはほとんどが同様の形態を採る。"GBU"(Guided Bomb Unit)で始まる制式名称が与えられている。
・GBU-10:Mk84 2000ポンド爆弾
・GBU-11:Mk118 3000ポンド爆弾
・GBU-12:Mk82 500ポンド爆弾
・GBU-16:Mk83 1000ポンド爆弾
爆弾の先端には可動式のセミアクティブ・レーザー・シーカー部を備え、その直後に誘導制御を行うコンピュータ制御群(CCG)が収められた円筒部とその円筒部の側面4方向に取り付けられた4枚の操向用カナード翼を取り付けられている。爆弾の後端には固定式の4枚の安定用尾翼が取り付けられる。レーザー・シーカー部には円筒形の「ウェザー・ベーン」と呼ばれる整流板が備わっていた。
これ等と同じ名称を使うペイブウェイIIは、爆弾後端の4枚の安定用尾翼は投下後に開く展張式に変えられ、輸送・保管や航空機への搭載を容易にした。ウェザー・ベーンはペイブウェイIIと同様に可動式であった。CEP(半数必中界)は6m(20フィート)程度とされた。
ペイブウェイIIとペイブウェイIIIは
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