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ゲート 代行者かく戦えり
航空自衛隊の装備一覧 1
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ある。垂直尾翼の方向舵は2分割式で、
後縁はアンチバランスタブの役割も果たす。水平尾翼は全遊動式で、さらに後縁に昇降舵を持つ。


機首には航法・気象レーダーを搭載。
レーダードームの左右横と機体後部にはミサイル警報装置 (MWS) とレーダー警報受信機 (RWR) のセンサーを備える。
編隊飛行時に点灯する編隊灯は、後部側面と垂直尾翼に設置される。上部には空中給油口を備えており、空中受油が可能である。機体下部に大きく張り出した主脚バルジに補助動力装置 (APU) を持つ。


ペイロード搭載量の増加により、大型の手術車や装輪装甲車などの空輸も可能となり、災害や有事の際の実用性が増す。
後部空挺扉にはデフレクター(風除け)が追加され、空挺部隊降下の際の安全性が高められている。


同時に開発されたP-1哨戒機とは、機体では操縦席風防、主翼外翼(全体の3分の1)、水平尾翼、システムでは統合表示機、慣性基準装置、
飛行制御計算機、
APU(補助動力装置)、衝突防止灯、脚揚降システムコントロールユニットの共通化を図り、機体重量比で約15%の共通部品、搭載システム品目数で約75パーセントの共通装備となっており、これにより、開発費を250億円程度削減できたとしている。一方、P-Xはフライ・バイ・ライトや国産エンジンなど新技術を採用しているのに対し、C-Xは運用が確立された操縦系・エンジン系を採用して将来の民間転用を考慮している。


機体の開発・製造では、三菱重工業が中胴・後胴・翼胴フェアリング、富士重工業が主翼を分担し、
日本飛行機も参加している。システムでは、搭載レーダーは東芝、管制装置は神鋼電機、自己防御装置は三菱電機、空調装置は島津製作所、
脚組み立ては住友精密工業など、国内大手企業が参加している。


コックピットはP-1と共通であり、NVGに対応する。大型液晶ディスプレイを6台、
HUD(ヘッドアップディスプレイ)を2台装備し、新たに搭載される戦術輸送飛行管理システムにより、
低空飛行の際、操縦席のヘッドアップディスプレイ画面に飛行経路が誘導表示される他、経路上の脅威も示唆し、その回避経路を表示することで生存性の向上を図っている。


また、省力化搭載卸下システムにより陸上で短時間の積み降ろし作業が行える。
操縦系統はフライ・バイ・ワイヤ (FBW) 方式を採用した。
長時間の任務に備え、操縦席後部には仮眠用の2段ベッドの他、冷蔵庫や電子レンジを有するギャレーが設けられた。トイレは乗員が多くなるため民間旅客機と同等の設備が2カ所用意されている。


エンジンの選定にあたっては、当時すでに航空自衛隊に導入されていたボーイング747-400(政府専用機)、E-767、KC-767Jが同一のエンジ
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