航空自衛隊の装備一覧 1
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-1を凌駕しており、
C-1と比較し全長は1.51倍、全幅は1.45倍、全高は1.42倍、
空虚重量は2.5倍、
最大積載量は3.75倍、最大速度は1.2倍、
エンジン合計推力は約4.24倍となっている。
C-2開発での基本的なコンセプトは、大搭載量・長距離航続・高速巡航である。
C-1での航続距離不足は輸送任務において足かせになっており、C-130Hと共に搭載量も大きくはない。
戦術輸送機は人員や荷物の空中投下が容易なように高翼配置が多く、旅客機に多い低翼配置に比べて、貨物室をできるだけ広く取るため胴体側面及び底面の補強のための張り出しなどが空気抵抗となり、高速化には不利である。加えて車両などの大型貨物を搭載する為に断面積が旅客機より大きく、
広い機内スペースを確保する為にバルジを設けて、主脚を収納するために歪になった機体形状によっても空気抵抗が増えるため、高速巡航には向かなくなりがちである。
このような条件がある中でC-2には、ISO 40フィートコンテナを積んだセミトレーラを牽引車込みで搭載可能なスペースという高速巡航と相反する性能が求められた。これらの課題解決のため、C-2の主翼は胴体より上にあり、主翼桁が貨物室を圧迫しない配置になっている。これにより、例えばA400Mの貨物室高さが主翼部でそれ以降の4mより15cm低い3.85mに対し、C-2は全貨物室で4mの高さを確保している。
なおこの主翼配置によって増大する空気抵抗は、主翼前後を大型のフェアリングで覆うことで抑えており、C-2の外見上の特徴となっている。
また高速巡航のため主翼形状を遷音速領域に適応したスーパークリティカル翼型とし、エンジンもボーイングやエアバス製の旅客機にも使われている大推力エンジンを採用した。
上記の通り機体サイズ・最大積載量・航続距離のいずれの点においてもC-1、更にC-130Hを大きく上回り、国際共同開発のエアバス A400Mに匹敵するが、ターボプロップエンジン推進のA400M、あるいは他のジェット輸送機に比べて巡航速度が速く、民間の旅客機並みの高亜音速で、
民間の旅客機と同じ高度や航路を活用して目的地への迅速な輸送が可能となる。
またC-1等より大型の機体であるが、スラストリバーサー搭載型大推力エンジンの搭載等によりC-1並みの短距離離着陸(STOL) 性能を維持しており、滑走路の短い地方空港への輸送にも運用できる。
機体形状はC-1同様、
曲線を多用したものとなっている。胴体後部の貨物扉は平たい形状で、C-1が観音開き扉を備えていたのに対し、XC-2ではそのままローディングランプとなる。
降着装置は主脚が片側6輪ずつ12輪の車輪を持つ。主翼前縁にスラットを装備、
フラップカウリングは片側に4ヶ所
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