Killingirl Night 2 [R-15]
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理のおなかに指を突き立てた。僅かな脂肪の柔らかさはあったものの、引き締まった腹筋にぶつかって指は止まった。
「あんた……運動部でもないしそんなに食べてるのにどうやってそのプロポーション維持してんのよ教えなさい今すぐにぃぃ〜〜〜〜ッ!!」
「何かからくりがある筈よ!!そんだけの量の蛋白質と穀物を摂取してんのに無駄な贅肉がないのには、私たちの知らないダイエットのからくりがある筈よ!!」
「え、ええ!?ちょっとヤダなんで二人とも人の二の腕やおなかを揉むの!?ちょっとくすぐったいっていうか恥ずかし……うひゃあっ!?や、やめてぇぇ〜〜〜!!」
どこにでもありそうな、3人の女子高生がじゃれ合う微笑ましい光景。
しかし、二人の少女が暴こうとしている秘密は、この日常を崩壊させるパンドラの箱。暴かれればいつか、どこかで、何かのきっかけで――霧埼久々理の刃は二人の首を真っ赤に染めるだろう。
その未来に恐怖や不安を覚えないのが久々理であり、それもまた楽しいと思うのも久々理。友情だと思っているその関係がどれだけアンバランスな生活の下で成り立っているのかを、二人は知らない。知ることもないだろうし、知ったときにはこの世にいないだろう。
(ホントの悩みは記念すべき100人目を誰にするかってことだったんだけど………暴露しちゃったらもし開花す事になった時の楽しみが減ってツマんないから言ーわないっ♪)
久々理はこの世の全てを楽しんでいる。
楽しんでいるからこそ、彼女は『その時』になっても躊躇わないだろう。
彼女にとってはそう、どちらであっても関係のない事なのだから。
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