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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十六話 派遣任務 2
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きた。
「やあー、可愛いお部屋だったよ」
開口一番、スバルがそう言ってきた。
「意外と言うか、イメージ通りと言うか」
ティアナもそんな事を言う。
「うぅ…余計な事を…」
恨めしそうな目で美由希をみるなのはだったが、彼女は全然堪えない。
「いいじゃない。なのはが教え子を連れてくるなんて初めての事なんだから。少しはサービスしないとね」
悪びれもせずに言う美由希。
「アスカ君は、お父さんと何を話していたの?」
これ以上姉と話していても埒があかないと判断したなのはは、流れを変えるべくアスカに話を振る。
「隊長の男性関係についてです」
これをかなり端折って、バカ正直に答えるアスカ。
その瞬間、周囲温度が下がったような気がした。
「…どーんなお話をしていたのかな?」
ニッコリと笑いながら、なのははジッとアスカを見つめた。
ゾワワワワッ!
全身が粟立つような寒気に襲われるアスカ。
スバルとティアナ、リインが思わず後ずさり、後ろでカタカタ震えだしたくらいだ。
「は、はひ!いえ!そう言う噂は聞いた事が無いと申し上げました!」
ピッと起立し、敬礼で答えるアスカ。
「まあ、お父さんは安心したよ。もうしばらくは大丈夫かなって」
この空気で普通に切り込んでくる士郎。高町家の人々は、色々と凄い。
「もう〜余計な事は聞かないでよぉ、お父さん」
少し拗ねるなのは。そこだけを見ると、可愛いくはある。
(マ、マジで心臓止まるかと思った…)
ヘナヘナと崩れ落ちるアスカ。
瞬間的に魔王を見た感じだ。
「アスカ君も、あんまりマトモにとりあっちゃダメだよ?」
「は、はい…以後気をつけます」
グッタリとしてアスカは答えた。
もう二度と隊長の男性関係の事は口にしないぞ、と固く心に誓いながら…
それからしばらくして、フェイトが迎えにきた。
高町家の人々と挨拶を交わして、さあ戻ろうとした時に問題は起きた。
「一人あぶれるね」
そう、フェイトの運転する車では、全員を乗せる事はできなかた。
「高町隊長、ハラオウン隊長、リイン曹長は乗ってもらって、エリオとキャロも乗車組だな。って事は、オレかスバルかティアナが乗れない訳だ」
冷静に状況を解析するアスカ。
「じゃあ、アタシがアンタにオプティックハイドを掛ければ良い訳ね?」
ヒョイとアスカに向かって手をかざすティアナ。
「ちょっと待て!なぜそうなる!」
「アンタだったエリアルダッシュで走ってくればいいでしょ?足早いんだし」
「だったらスバルのローラーの方が速いだろ!」
そう言ってスバルを見ると、ちゃっ
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