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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十六話 派遣任務 2
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るように見える。

「対象ロストロギアの危険性は今のところ確認されていない。仮にレリックだとしても、この世界の魔力保有者は滅多にいないから、暴走の危険はかなり薄いね」

ハラオウン隊長はそう言うけど、オレは高町隊長を見てしまう。

説得力がねぇな……

身近にオーバーSの地球出身者がいるんだから、オレがそう思ってもしょうがないだろう。

チラッと横を見ると、ティアナもそう思ったのか、苦笑いをしている。

「とは言え、やっぱり相手はロストロギア。何が起こるか分からないし、場所も市街地。油断せずに、しっかり捜索して行こう」

高町隊長に言われるまでもない。暴走の可能性が低いって事は、0じゃないって事だ。

どんな切っ掛けで魔力に触れるとも限らない。

よし、いい感じで気合いが入ってきた!

「では、副隊長達には後で合流してもらうので」

「先行して出発しちゃおう」

「「「「「はい!」」」」」





高町隊長とリイン曹長はオプティックハイドで透明になって空からサーチャーを設置すると言う事で飛んでいった。

で、オレ達はハラオウン隊長がアリサさんから借りた車に乗って町まで出て、分かれてサーチャー設置しようとなったんだが…

「たまには親子水入らずでいた方がいいですよ!」

と何故かティアナが頑張って、オレはエリオ、キャロと分かれてスターズにくっついていた。

うーん、上司相手にあそこまで強引にいけるティアナさん、マジ半端ないッス。

何でそんな事をしたのか、理由を聞いてみたら、

「はっきり言ってアンタの事が心配だったのよ。またピリピリしたら、エリオやキャロが心配するでしょ」

との事。

「さいで」

まあ、オレが心配をかけちまっているって事で、気を使ってくれたんだな。

ホント、よくオレ達を見てくれてるよ、このツンデレさんは。

「ツンデレじゃない!」

……なんでオレの考えが読めるの、この子?





キャロside。

アスカさん達と分かれた私達は、フェイトさんが運転する車で町中まで移動した。

車をコインパーキングに止めて、早速行動を開始!ってなったんだけど、そこまで力を入れる事じゃないから、久しぶりにフェイトさんとのんびりお話をしながらサーチャーの設置をしていたんだけど、

「アスカがオルセアに?」

こっちの世界に来たときにアスカさんが話してくれた事を話したら、急に何かを考え始めたフェイトさん。

「はい。だから少し神経質になっているって言ってました」

エリオ君がそう言ったけど、その言葉はフェイトさんに届いてないみたい。

どうしたんだろ?

「……前衛の守護者、もしくは、ザイオンの盾」


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