第六話 勝利の栄冠その二
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本は既に次の試合のことを考えていた、第二戦にだった。
西本はマウンドに遂に鈴木を送った、今シーズンは確かに不本意な成績であったがやはり近鉄のエースは鈴木だ。このプレーオフで一試合は絶対に先発に送るつもりだった。
その鈴木がマウンドに立つ、対する阪急の先発は白石静生だ。このカードで試合がはじまった。
鈴木は一回表立ち上がりを攻められ一点を奪われた、だが彼はこの後は本調子になって阪急打線を抑えた。
そして五回にだ、打線は遂にだった。
白石を捕らえまずは小川がホームランを打った。彼はこのプレーオフで二本目のアーチだった。
そこからもさらに白石を攻めて一打逆転の状況となった。バッターボックスに立つのは鈴木をリードする有田だ。
「有田は勝負強いで」
「リードも強気やさかいな」
「こうした時はやってくれる」
「まさに有田の為の状況や」
ファン達は彼ならやってくれると思った、だが。
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