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FGOで学園恋愛ゲーム
十八話:河川敷の決闘
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に尋ねてくるぐだ男の頭を撫でながらジャンヌは笑う。
 不思議な人だと思う。普段は明るくて、どこか抜けているところがある良い人。
 だというのに、自分の大切なものの為に戦う時はいつだって本気でカッコいい。
 そこまで考えて彼女は唐突にあることに気づく。

「そうだ……私……」
『ジャンヌ、何かあった?』
「いえ、何でもありません。今は……ですけど」
『気になる』
「大丈夫ですよ。いつかきっと、いえ、必ず教えますから」

 怪訝そうな顔をするぐだ男を見て穏やかな表情を見せる。
 思えばずっと前から自分はこの想いを抱いていたのかもしれない。
 どうして彼だけもっと仲良くなりたいと思ったのか。
 普通の人間からすれば考えるまでもなく理解できたことかもしれない。
 しかし、遅かったからといって問題があるわけではないだろう。

「それよりも何かして欲しいことはありませんか? 今ならサービスですよ」
『うーん、それなら……もう少しこのままでいてくれる?』
「はい、お安い御用です」

 自分の膝の上で幸せそうに笑う彼を見てジャンヌは確信する。
 

 私は他の誰でもない彼に―――恋をしているのだと。


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