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ヨハンだがこんな状況を覆す
戦場を包む、粒子の海
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 両軍が戦闘行動の開始を宣言した。
 アロウズは、ジンクスとアヘッドで固められた部隊構成だ。

 両軍のMSによる、ビームが飛び交う中を…ヨハン・ミハエル・グラハム達は掻い潜り、戦線を押し上げる。

「ははは!兄貴の攻撃に比べればチョロいぜ!」

「これ程のガンダムタイプ…。私も心が躍るという物だ!」

 ミハエルとグラハムは、その機動性を生かし、指揮官タイプであるアヘッドをメインに落す。

 アロウズも、黙ってやられる訳ではない。

「司令!敵の勢いが!」

「まだです、艦隊はミサイル攻撃を。MS隊にも伝えなさい」

 リントは、まだ粒子撹乱膜が効果的に機能する程、相手のMSはバラけていないと思っていた。
 アロウズからの艦隊ミサイル攻撃により、反乱軍も多数撃墜される。

 だが、中央の軍に向けて放たれたミサイルは…

「圧縮粒子、解放!GNツインバスターハンドガン、発射!」

 リンドヴルムの、両の手を前へ構え、両の手の掌から、別世界でコロニーを落とせるレベルと言われた
 威力の粒子ビームが放たれる。射線にいた敵MSと、ミサイルは消えてなくなり。そこだけポッカリと、空白が生まれていた。

 アロウズは事前情報で、ヨハンの機体を知っている。
 だが、停止したリンドヴルムを撃墜するチャンスだと思い、突撃した者が愚かだっただけである。

 発射が終わった、リンドヴルムは空白地帯を恐ろしい速度で突っ切り、アロウズの母艦3隻落とす。

「ね〜、ヨハ兄。あたしの出番まだ?」

 リンドヴルムの通信画面には、ネーナが出番の催促をしてきていた。

「お前と、ニールは貴重な遠距離要員だからな。恐らく、そろそろだろう」

「やった!あ、ヨハ兄の言った通りだ!」

 会話をしている間に、CBに特攻する形だった母艦4隻から。粒子撹乱が出てくる。
 それを、目視で確認していた、アヘッド達も粒子撹乱ミサイルを多量に放ち、こちらを抑えようとする。


 ソレスタルビーイング、ブリッジ。

 スメラギから、刹那へ、ライザーソードで母艦の切り裂き要請がでて、粒子撹乱が展開された、宙域真っ只中にいた。

「フィールドが!…彼らは!」

「ティエリア!ぐあっ、ミサイルの数が!」

 ケルディムのシールドビットも、防げる限界はある。
 撹乱状況の中、GNフィールドは効力が低下する。セラヴィーにとっては、かなりの痛手である。

 だが、そのアロウズの舞台の横っ腹をド突く形で、反乱軍はセルゲイとハーキュリー達の部隊で攻撃を開始する。


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 反乱軍、旗艦ブリッジ。

「スミルノフ夫妻、ハーキュリー
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