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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第242話
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縦者が乗っていないのに動いている機甲兵を見たデュバリィは信じられない表情で声を上げ、驚いているセレーネの疑問に答えたサティアの推測を聞いたセリカは静かな口調で呟き
「と言う事は”黄金の羅刹”と”黒旋風”が二人ずついるようなものか……」
「そ、そんな……一人でも相当手強い方ですのに……」
「おいおい……幾らあの化物揃いの連中と星杯騎士団でも”劫炎”と”黄金の羅刹”と”黒旋風”とあの二人の戦闘能力が反映されている機甲兵とか抑えきれないんじゃねぇのか?」
ミュラー少佐は重々しい様子を纏って呟き、アルフィンは不安そうな表情で呟き、クロウは表情を引き攣らせた。
「―――その心配は無用です。亡霊の使い手達を相手にする我々が彼らを滅し、機甲兵を抑えている者達に加勢すれば問題ありません。――――”鉄機隊”!命令内容を変更します。アイネスとエンネアは星杯騎士団の加勢を。デュバリィは単独では厳しいと思いますが”黒旋風”の相手を。」
「「「ハッ!」」」
クロウの懸念の対策を答えたリアンヌはデュバリィ達に指示をし、指示をされたデュバリィ達はそれぞれ敬礼をして答え
「フッ、まさかよりにもよって元とはいえ、”蛇”の者達と共闘する事になるとはな。これも”空の
女神
(
エイドス
)
”の導きによる……おっと、我が主神は自分自身の時代では”女神”を引退して”ただの新妻”になり、平穏な新婚生活を送っているとの事だからこの言葉は言うべきではなかったな。」
「うんうん♪ワジさん同様物分かりがいいアインさんはちゃんとわかっていますね♪他の星杯騎士の方達も含めて七耀教会の人達はワジさんとアインさんを見習って下さいね♪」
「「二人ともお願いしますからその場の空気を呼んで発言してください!」」
静かな笑みを浮かべて呟いた後ある事を言い直したセルナート総長と悪乗りするかのように嬉しそうな様子で頷いたエイドスを見たその場にいる全員が脱力している中二人のルフィナはそれぞれ同時に疲れた表情で指摘し
「ハ、ハハ………姉さんが二人いて、総長とエイドスさんに注意するとかカオス過ぎる光景やな……」
「同感……と言うか姉様が二人いる時点で既に状況が混沌とし過ぎ。」
乾いた声で笑って呟いたケビンの意見に同意したリースは疲れた表情で呟いた。
「――――”劫炎”は私が滅する!ライサンダー、お前はルフィナ達と共に機甲兵共の相手をしておけ。」
「了解しました〜。ロジーヌ君は私のサポートを、ルフィナ君は他の守護騎士達のサポートをお願いしますね〜。」
「はい……!」
「了解しました……!さあ、ここは私達が抑えるから貴方達は頂上を目指して……!」
「この私達が抑え役になってあげるのです。”鉄血宰相”如きに敗北したら
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