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カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション
turn:12 安城マモル
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「(考えてみりゃ、こいつとファイト以外の事で会うのって初めてだよな)」
まだ数えるほどしか会っていない
だがミライとのファイトで完敗を喫したからこそタイガは強くなろうと思った
そしてメグミに負け、落ち込んでいた時に見たミライのファイト
自分とは全く違う形でギアクロニクルを使いこなすミライの姿がタイガを再び奮い立たせた
だが今のミライは
「なんか、ファイトの時とは別人だな………」

イベントもほとんどの日程を終え残すは後夜祭とキャンプファイヤーの二つ
大仕事を終え疲れて座り込むタイガだったが
「はい」
そんな彼にメグミが小さな紙片を差し出した
「なんだよこれ」
「参加者は後夜祭でマモルさんとファイトが出来るのよ、あんたの分も貰っておいたから」
「マモルさんと………」
整理券を見つめて今日一日の事を考える
支部長という立場にありながらファイターたちを想い、必死に働くマモルの姿
彼の実力を間近で体験できる………
「タイガさん!メグミさん!すごいよ今!」
整理券を片手に勢いよくミツキが入ってきた
大変興奮しているようだが

「クロノドラゴン・ネクステージでドラゴニック・ブレードマスターにアタック!」
ネクステージの砲門から放たれた光線が鋭い剣を携えた赤き龍
マモルのメインユニット、ドラゴニック・ブレードマスターに向かっていく
「ガード!プロテクトオーブ・ドラゴン!」
だがマモルは完全ガードを使いこの攻撃を防ぐ
「スキル発動!再び立ち上がり、我が運命を導け!クロノジェット・ドラゴン!」
ネクステージのスキルを使い再びアタックするミライ
「ジェネレーションガード!炎帝竜王 アジールオーブ・ドラゴン!」
だがマモルも負けじとジェネレーションガードでしのぎ切った
「覇天皇竜 ドラゴニック・ブレードマスター“戴天”でアタック!」
そのアタックによりミライのダメージに5枚目、6枚目のカードが置かれる
「やっぱり伯父さまは強いや」
ミライの両隣にいたマコトとユウカも彼女の健闘を称えその肩に手を置いた

「あぁ、終わっちゃった」
ミツキに連れられやってきたタイガとメグミ
見ることが出来たのはネクステージのスキルが発動したあたりからだ
だがそれでも一進一退の攻防を繰り広げていたことはわかる
すでに両者のGゾーンはかなりの枚数が表になっており互いの手札もギリギリ
両隣にいたマコトとユウカは既にダメージ6で敗北した後の様で画面も切られていた
「マコ姉たちはもう負けちゃったんだ」
「そうみたいだな………ってえ!?」
メグミのつぶやきが聞こえたタイガは少し遅れて反応する
基本的に名字で呼ぶことの多いメグミがこのような呼び方をするということは
「メグミとマコトさんって」
「ん?ああ、あんたマコ姉にあっ
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