第三話 二つの過ちその六
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手チームの阪神、実は幼い頃から応援していてプロ野球の世界に入る時も第一志望だったそのチームのフロントに電話をした。
「もうあのおっさんとは一緒にやれませんさかい」
「うちにですか」
「トレードで来させて下さい」
自ら直訴したのだった、相手チームに。
「そうさせて下さい」
「それやったらそっちのフロントとも話をして」
「それで、ですか」
「こちらも受け入れの用意はありますので」
暗に交換トレードの話を出した、実は阪神側は当時監督だった吉田義男と不仲であったエース江夏豊の放出を考えていたのだ。
「それでしたら」
「ほなこっちのフロントにも話します」
「それからお願いします」
こうした話をしてだった、鈴木は近鉄を出る決意をした。しかし。
近鉄のフロント、特にオーナーである佐伯は強い声で言った。
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