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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 アリサのお見合い篇
第5話
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て私が致します。」
「ハ、ハア………だったら、それでお願いします………」
シャロンの提案を聞いて戸惑いの表情を見せながら答え
「後で覚えていなさいよ……!」
アリサは真っ赤な顔でシャロンを睨んだ。
「―――それとリィン様。貴方のフィアンセの方の事をあまり侮っていてはその内……いえ、”すぐに”痛い目に遭いますので今後はお気を付けください♪」
「へ……それって一体どういう―――――!!」
からかいの表情で言ったシャロンの言葉を聞いたリィンが呆けたその時、ある事に気付いたリィンは血相を変え
「え?え?一体何なの??」
リィンの様子を見たアリサは戸惑った。するとその時
「………やっとお気づきになられましたか………私の気配にも気付かないくらい随分アリサさんとの話が弾んでおられたようですね?」
膨大な威圧を全身に纏ったエリゼが建物の物陰から現れてジト目でリィンとアリサを見つめながら近づいてきた!
「エ、エリゼさん……………」
「エ、エリゼ……一体いつから見ていたんだ……?というかいつの間にそんな気配を完全に隠せるような技術を……」
エリゼを見たアリサは大量の冷や汗をかき、リィンは表情を青褪めさせた状態で尋ねた。
「これもエクリア様の教育の賜物です。――――ちなみにお二人がベンチに座って話し始めたあたりからです。」
「うふふ、私はアリサお嬢様がリィン様に情熱的な告白をしたあたりからですわ♪」
「ええっ!?エ、エクリアさんってあのラウラのお父さんをも超える凄腕の剣士の人――――セリカさんに仕えているメイドの一人でしょう!?一体どれだけ凄いのよ!?」
「お、俺に聞かれても…………相当の腕利きである事は知っていたけど……………」
エリゼとシャロンの答えを聞いたアリサは驚いた後リィンに視線を向け、視線を向けられたリィンは戸惑った。
「………普段の兄様でしたら隠している私の気配に気付いていたのかもしれませんが、アリサさんとのお見合いの件で頭が一杯になっていて注意が散漫になっていたのではないですか?」
「う”……………」
絶対零度の視線で自分を見つめて言ったエリゼの言葉を聞いたリィンは大量の冷や汗をかきながら表情を引き攣らせ
「それにやはり私の予想通り、アリサさんは”家の都合”ではなく”自分の都合”で今回の縁談に臨んだようですね…………」
更に膨大な威圧を全身に纏ったエリゼはジト目でアリサを見つめた。
「エ、エリゼさん……………その………ごめんなさい!私、本当にリィンの事を男性として好きになっちゃったの!勿論、エリゼさんを優先するからその…………重婚を許してくれないかしら……?」
するとその時アリサは頭を深く下げた
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