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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 アリサのお見合い篇
第4話
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な。」

尋ねられたリィンは不思議そうな表情で答え

「そう……………ふふっ、エリゼさんの言う通り、確かにそれは言えてるわね。(あ〜あ………参ったわね………さっき励まされた事や私を庇った理由を聞いたせいで恋を自覚しちゃったじゃない……………だったらいっそ、この状況を利用するのもありかもしれないわね……)」

アリサは心の中で苦笑しながら微笑んでリィンを見つめた。

「へっ!?ど、どういう事だよ??」

アリサに見つめられたリィンは驚いた後戸惑い

「そのぐらい自分で考えて。……そう言えばお礼がまだだったわよね。」

「お、お礼……?一体何の事だ??」

「………あのヴァルドって人との戦いや決戦の時に戦った巨大な”影”から私を庇ってくれた事。―――――ありがとう。本当に感謝しているわ。貴方がいなければ私はきっと大怪我を負っていたわ。」

「あ……………ハハ、どういたしまして。」

アリサの感謝の言葉を言われたリィンは呆けた後すぐに気を取り直して苦笑しながら答えた。

「それでここからが本題になるんだけど……………そ、その………リィンは私の事、どう思っているの……?」

そしてアリサは顔を赤らめながらリィンを見つめて尋ねた。

「へ?一体どういう意味だ?」

顔を赤らめたアリサに見つめられたリィンは不思議そうな表情をした。

「そ、その……………私の事を女性として好きか嫌いか………ううん、妻としてどうかなって意味よ……………ここまで言っても私の言いたい事がまだわからないの………?(ううっ……こんな超鈍感男にはここまで言わないと気付かないとしか思えないのよね………エリィさん達、相当苦労したんでしょうね……………今ならその気持ち、わかるわ…………)」

リィンの答えを聞いたアリサは真っ赤にした顔で上目づかいでリィンを見つめ

「え…………………………………」

アリサの言葉を聞いたリィンは固まって考え込み

「ええええええええええええええええええええええっ!?」

アリサが直接的な言い方で告白して来た事に気付いて驚きの表情で大声を上げた!



「な、なななななななな、何でだ!?俺達、そんなに話した事はないだろ!?」

そして我に返ったリィンは混乱した様子でアリサを見つめて尋ね

「しょ、しょうがないじゃない!好きになっちゃったんだから!私の心を無意識に奪った貴方の行動や性格のせいよ!だ、だから責任取って私をもらってよ!」

「そ、そんな理不尽な……………………………」

顔を真っ赤にして慌てた様子で答えたアリサの説明を聞いたリィンは疲れた表情で呟いた後困った表情で黙り込み

「そ、そのな、アリサ。アリサの気持ちは嬉しいが俺には―――」

気を取り直して
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