手料理
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べてほしかったから」
「もしかして遅くなったのも、昨日までしてたから?」
「ううっ・・・なんで分かるんですか〜〜」
「俺は奈々のことなら大体分かるよ」
自分のために料理の練習をする奈々の姿を想像し、怜治はますます彼女のことが愛おしくなった。
「あんまり無茶しないで。ほら、手も荒れてる。俺のためにがんばったのはすごく嬉しいけどね」
「あっ・・・もういいです・・十分です、は、はな、離してください・・・・・・!」
「あと十分ね。分かった」
「そっちの十分じゃないーーーーーーー!!!」
指先に唇をあてたり、舌でなぞったりしていると、耐えられなくなったのか逃げ腰になる奈々を引きよせ、逃がさないようにした。
甘くしびれる かなしばり
(ずっとされたら頭はたらかなくなります・・・!!)
(たまにはいいんじゃない?)
(良くないです!!)
お題元:確かに恋だった 様
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