進路指導のウィザード
本来の任務(2)
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「ご主人様、ブリッジにて報告してきたんじゃないの?」
「うむ。それがな、本来なら俺らが今いる拠点に戻るはずが少し寄り道になりそうだ」
「と言いますと?『どうやらどこかの外史にて生存者が確認された・・・・それも恋姫チームに関わる事だ』何と」
「でもでも〜私達以外に生存者はいなかったはずでしょ?ご主人様」
「俺も疑ったから再三に渡って聞き返したさ。だが月中基地本部からは全て同じに聞こえた事で、これより俺達次元パトロール隊は生存者を保護する為にコードKH†MSの正史のような外史のような正史に向かう」
と言う事で俺達の任務を追加した事になったが、一体生存者が誰なのかまでは分からず仕舞いだ。なので管理者である左慈と于吉に確認しに行ってもらい、その間俺達は生存者をリストアップしたデータを見ていた。
だが俺や恋姫チームにも知らない人物ばかり、記憶更新と言う記憶改竄をさせた所桃香達は覚えがあるらしいな。俺も記憶改竄で確かに覚えのある者らばかりだが、救える人物に限りがあるらしい。
「ふむ。これは一体どう言う事だ、我ら孫呉にこのような人物はいなかったはず。なのに記憶改竄後に覚えがあると言うのは」
「俺の考えはこうだ。恐らく現実世界にて新たなソフトが開発された事で、俺らでも知らない人物が居た事になっている。『真・恋姫†無双』にはいなくて『真・恋姫†英雄譚』に居た人物としてな、それとこことリンクしてるんで救える人物に限りがあるのも納得がいく。冥琳の考え通り、呉以外にも魏と蜀とその他に関係する人物らだな」
「なるほど。一真の言う通りなら、私の従妹である曹仁と曹洪と魏に仕える徐晃と一緒に居た記憶まである訳ね」
「華琳様。私には何がどうなっているのやら『姉者には後程分かるように説明してやるから今は黙っておけ』お、おう。秋蘭がそう言うのなら」
「桂花。救える人物に限りはあっても、いずれ全員の意識が回復するかもしれんから全員を救助後にベッドへ寝かせておく。目覚めた後、教えるのが大変だぞ?」
「それは納得です。今だと横文字と和英での言葉とイントネーションを、一から教えるのはとても大変だったと言ってましたものね。畏まりました、我ら軍師組が目覚めた者らを纏めて教え込みます」
「蜀だと馬休と馬鉄がいるそうだな。これで馬一族が復活か、孫呉だと太史慈と程普となっている。それともう一つ問題なのは、星・桂花・蓮華・思春・秋蘭の子について何だが」
この五人を呼んだのは他でも無いが、どうやら俺との間に子を宿したとの情報もあるようだ。ここで記憶と共に子がいると、俺と奏との記憶が無くなる可能性がある事はここにいる全員が知っている。なので子供については無かった事にする事が出来ると告げたけど、俺の心配よりも既に分かっていた事らしい。
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