デスゲーム
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あったのは元の僕の顔だった。さっきまでの爽やかな「リョウ」はもうどこにもなかった。周りにいた美男美女いなくなり、リアルのゲームショウの会場から、客を集め、鎧兜を着せればこうなるのだろう現実の若者たちの集団があった。恐ろしいことに男女比まで変化している。
隣でも、
「お前・・・誰?」
「おい・・・誰だよおめぇ」
やはりアバターの顔が変わっていて・・・・・・・・・あれ?
「セ、先輩?」
なんと、隣にいた二人組の片方????赤い髪じゃない方????は、昼間電話で話していた桐ケ谷センパイだった!!
「龍!?」
「知り合いか?」
「まあな」
「まぁそれはいいとして、なんで顔が元に戻ったんですかね?」
「ナーヴギアは高密度の信号素子で頭から顔全体をすっぽり覆っているんだ。つまり、脳だけじゃなくて顔の表面の形も詳細に把握できるんだ。」
「で、でもよ。身長とか・・・・体格はどうなんだよ」
確かに、ナーヴギアは顔を覆っているだけで、体のスキャンはできないはず・・・・・・いや。
「確か最初に被ったとき、自分の体を触らせられた気がします。なんだっけ?〈きゃりぶれーしょん〉的な奴でした。」
「でも、何でこんなことするんですかね。」
「もう少し待てよ。どうせ、すぐにそれも答えてくれる。」
その言葉通り、数秒後に声が降り注いだ。
『諸君は何故?、と思っているだろう。私の目的はこの世界を創り、鑑賞するためにのみSAOを、ナーヴギアを造った。そして今、すべては達成せしめられた。』
『・・・・・・・・・以上で《ソードアート・オンライン》正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の?????健闘を祈る。』
唐突に終わり、赤ローブは消えていった。
数秒後、現実を悟ったプレイヤーたちの悲鳴が響き渡った。
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