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ハイスクールD×D 〜熾鏡符のAGITΩ〜
第二章:放課後のラグナロク/太陽のSURVIVE
MirrorV:英雄とは?/悪神の来訪
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「どうしたらアドヴェントみたいなヒーロー(英雄)になれるの?」

…すると、少し重い質問をされてしまった。

どうすれば俺みたいなヒーロー(英雄)になれるか…か。

『少年…いいか?英雄ってもんはな、英雄になろうとした時点で英雄失格なんだよ』

「なんで?」

俺は自分の考えを目の前の子供に話す

『英雄はな、自分からなるものじゃない。自分が英雄になろうとして
力を持ち、そしてその力を行使してもそれはただの強者だ。
そして英雄になるには、自分が守っている存在から初めて認めてもらえば英雄になれると思う』

「ん〜よくわからないや?」

『わからなくていい、矢田俺が話したことを覚えてもらえればそれでいいんだ』

「わかったありがとね!!」

こうして冥界での行事が終わり俺たちは再び人間界へと戻った







グレモリー領の地下に造られたトレーニングルームで、
俺、イッセー、木場は特訓を一通り終わらせて語り合っていた。

「しっかし、俺は未だにスピードじゃ木場と翔一には勝てねえよな」

「背中のブースターを吹かしての爆発力は相当な物だよ。何時当たるのかとヒヤヒヤしたよ」

「それに、純粋なパワーじゃ俺達よりも上だろ?お前」

「それでも当たんなきゃ意味ないだろ?」

最近はずっとこんな感じで三人でトレーニングをしている。
自分を客観的に見てくれる奴がいるから悪い所を改善しやすいんだ。

「そこは慣れるしかないだろうね。でも一番厄介なのは翔一君だよ。
対処法を一々切り替えるから、こっちもやりにくいんだ」

「ホントだよなぁ〜……剣を召喚してヒット&アウェイしたかと思えば
加速の力で一気に詰め寄られるし。離れてもストライクで遠距離攻撃が来る
さらに俺たちの攻撃を打ち消すわ、凍り付かせて動きを鈍らせ、
しまいには木場の聖魔剣をコピーして攻撃してくる、まるで隙が見当たらないぜ、まったく」

「そう俺を過大評価するな。それに木場とイッセーじゃ俺との場数が違いすぎる
もし俺が戦闘経験があまりなくお前たちと対峙すれば確実に俺が不利になる。
……だが二人とも確実に強くなっている。その調子だと俺をすぐにでも抜かせるぞ?」

「そうか…なんかお前に言われると実感がわくぜ」

「そうだねこれからのよろしく頼むよ。翔一君」

「それもそうだが今回で各々の弱点は分かった筈だ。
それを克服しない限りは、まだまだ未熟のまんまだ」

「そうだね。僕は足を止められたら直ぐに仕留められる。元々、防御に適してないからね」

「俺が思い付く辺りじゃ、龍殺し(ドラゴンスレイヤー)に会ったら要注意なんだよな」

「ま、俺もイッセーと同じ|龍殺し《ドラゴンスレ
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