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IS―インフィニット・ストラトス 最強に魅せられた少女
第9話 私、自主練します。
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たのは溜息だった。だって、ねぇ?言うに事欠いて貧乳って言ったんだよコイツ?しかも気にしてる相手に。私なんかは全く気にしてないからいいけどさ。

それにしても………コイツ馬鹿なの?普通あれだけ押しに押されれば分かるモノだと思うけど。………まあ、それで分からないから唐変木なんだろうな。取り敢えず私が言えるのはただ一つ。

「自業自得ね。」

「うっ!?」

流石に悪い事を言った自覚はあるのか渋い顔をする織斑。だけど知ったことか。

「まあ、本人の言ってた通り試合当日は覚悟することね。」

……さて、一応向こうのフォローもしといた方がいいかな?なかなか名勝負の予感がするからね。出来れば両者共に全力でやってもらいたい。

「ま、頑張んなさい。私はちょっと用事出来たしこの辺で。」

それだけ言い残して、鈴を探すべくアリーナを後にした。










鈴を探すこと自体は然程難しくなかった。ISの位置検索機能に鈴のIS、甲龍を登録していたおかげだろつ。

IS学園校舎の屋上。そこに鈴はいた。ただし、負のオーラ全開で。

「まさか飛び降りはしないでしょうねぇ?」

「楓………。」

今の鈴には、最初に会ったときの元気娘の印象は一切感じられない。余程堪えたのだろう。

「正直恋愛なんか全然分からないけどさ?似合わない顔してまでする意味あるの?」

「似合わない顔、かぁ〜〜。でも………これは惚れた方の負けって奴よ。」

「…………そーゆーモノ?」

「そーゆーモノよ。」

しばらくの沈黙が降りる。正直理解はできない。と、言うよりも自分より弱い男といても何も感じない。

まあ私だけかもしれないけど。

「ま、いいわ。憂さ晴らしならいつでも付き合うわよ?どっちが強いかそろそろはっきりさせときたいし……ね?」

「ふふん、望むところよ!って言いたいところだけど……一夏(アイツ)との試合まではお預けね。」

「あら?やる気出たみたいね。」

「とーぜん!アイツに後悔させてやるんだから!!」

「おおー!やれやれー!!」

そんな感じで両者を煽りつつ、時間はあっという間に過ぎた。






そして、試合当日―――――
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