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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
第三十四話 過去の出会い、現在の再会
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を使ってそれから……。
ああ、そうかと思い出す。技の反動で両足を悲鳴を上げ、あまりの痛みに気絶したのだ。
しかし、今はそんなに痛みがない。完全にないとは言い切れないがそれでもあの時よりも大分よくなっていた。
??????????美咲さんに感謝だな。
全はそう思いながら、ベッドから降りようとする。と、ベッドの縁に顔を埋めて寝ている少女の存在に気付いた。
「ん?…………え?」
少女が埋めていた顔を少し横向けにする。そして少女の顔を見て全は驚く。
似て、いたのだ。あの時、はやての事を頼むとお願いし、最後まではやての事を思い、散っていった少女、リインフォースに。
「いや、そんな事ある筈が……」
そんな事ある筈がない。しかし、目の前の少女はあまりにも似すぎている。これはただの偶然なのだろうか?
しかし、そんな考えは少女が起きると消え去った。
「あ、全さんっ!起きたんですねっ!」
「っ、くっ!」
「ふわっ!?あ、あの、全さん……?」
屈託のない笑顔を向けてくれる少女を全は思わず抱きしめる。
「ごめん、ごめん……最後まで、一緒にいてあげられなくて……」
この二人は初対面だ。しかし全はそんな事関係なく少女に謝罪する。
少女もその謝罪の意味を正しく理解している為、優しく抱きしめる。
「大丈夫ですよ、全さん……全さんは何も悪くありません……だから、大丈夫ですよ?」
「ごめん、ごめん、ごめん……」
泣きながら謝罪を繰り返す全。そしてそんな全を優しく抱きしめ、背中をさすってやる少女??????リインフォースU。
そんな全とリインフォースUの様子を見守っていた少女がいた。リインフォースUの主であるはやてだ。
???????????何なん?二人は初対面の筈やのに……。
そんな疑惑がはやての中から離れなかった。
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