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STARDUST唐eLAMEHAZE
第二部 WONDERING DESTINY
CHAPTER#18
DARK BLUE MOON] 〜Body Feel Ignited〜
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レートして、
そのままオレの部屋まで飛んで来ちまった、
“だったよな?” アラストール?」
 そう剣呑な流し目で胸元のペンダントを見る承太郎に対し、
「うむ。昨日の戦いはこれまでに類を視ぬ程壮絶だった故、
シャナも疲れが溜まっていたのだろう。気を遣わせたな? 空条 承太郎」
まるで予め打ち合わせていたように、アラストールが淀みなく答える。
「別に構わねーよ。だだっ広ぇ部屋だから客が一人二人増えよーがよ。
それに良いコトじゃあねーか? 
オレらン中で直接DIOのヤローと戦ってんのはシャナだけだから、
そっからヤローの弱点なりなんなり掴めるかもしれねーしよ」
「うむ。潜在の中で眠っている意識は顕在に映るモノとはまた違う心象故にな。
彼の者の存在に対し、戒心し過ぎるという事は在り得ぬ。
しかし夢境の中でも尚戦うとは、我がフレイムヘイズながら」
「……」
 二人とも、一体何を言っているのか?
 夢は確かに見ていたが、承太郎、アラストール両名が話しているような
凄惨なものではない(無論その詳細など決して誰にも話せないが)
 ソレに自分が眠りについた場所は、宛われた部屋ではなく紛れもなくこの……
(!!)
 そこまで考えて初めてシャナは、目の前で妙に長い論議を繰り広げる
二人の意図を覚った。
 しかしだからといって、否定も肯定も出来はしない。
 まるで己の言動を封じる幽波紋(スタンド)能力でも喰らったように、
何れを選んだとしても自分が赧顔(たんがん)するような結果しか待っていないだろうから。
 なので少女は次第次第に小さくなり、
たくさんの冷や汗と共にシルクのシーツへ
紅潮した頬を押し付けるしか出来なくなる。
 その様子を静かに眺めていた無頼の貴公子は、
事前にソレを予期していたように平然と告げる。
「おら、目ェ覚めたンならとっとと飯いくぞ。
制服はスタープラチナに持ってこさせたからクローゼット開けな。
オレァ外にいるからよ」
 そう言ってこの件はコレで手打ちだといわんばかりに
くるりとシャナに背を向ける。
 やがて静かに閉じるドアの音を聞きながら、
「バカ……」
とシャナは、立腹と恥ずかしさと嬉しさが当分に入り混じったような表情で、
下着姿のまま不平を零した。





【3】


「でよ、そのチョウシノヨミテとかいう女が、今どこにいるか解ンのか?」
「今はちょっと、難しいわね。多分眠ってるんじゃないかしら?
一番無防備な状態で己の気配を晒したら、
ソレだけで殺してくれって言ってるようなものだし」
「って事ァ、そいつがラミーに向かって動き出すまで
こっちは “待ち” ってコトか。後手に回ンのは性に合わねーがよ」
「でも、その間に色々と対策は立てられる。

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