休日ククールと容赦ないトウカ
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騎士だったらいろいろもっとサマになるのにね」
ちらりとゼシカが俺を見た。にやけたような表情にひきつけておくから今のうちに動揺した顔をなんとかしなさいと書いてある。ありがたく、そうさせてもらう、が。
そうか、この顔は有効なのか……。なら迫れば、いけるのか、この裏でキャーキャー言われてる騎士様を俺の物に。相変わらず脳内では壁に追い詰めても肩か背中を踏み台にされてひょいっと脱出される構図しか浮かばないがそれはこっちの勝手なイメージにすぎないし。
……にしてもなんで俺が言葉でオトされているんだろうな?
と遠い目で考えていればいつの間にやらつかの間の休日は終わりを告げ、目に眩しい夕焼けの中。
「見て見て、みんなオレンジでお揃いだね!」
そのくせ何度見てもその笑顔というのは目が潰れるぐらい眩しいのだから、ポーカーフェイスの返事が喜色満面の返事に変わっていないか心配になるぐらいなんだよな。
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