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バトルガールハイスクール〜飛ばされた俺は星守となって!?
プロローグ
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[9] 最初
遥香」とほぼ瓜二つな女子が居る。

しかも名前も「大神 春華(おおかみ はるか)」
実家も病院で噂ではかなりの大食いで味覚音痴

それだけでもゲームの「遥香」と同じだ。

俺はそんな彼女に想いを寄せている。
元々は中学からの同級生で初めて同じクラスになった中学二年の時に一目ぼれした。

しかし、彼女とは接点がほぼ無く少し会話したことがある程度である。



そんな彼女とよく似た「遥香」

彼女を見た瞬間、現実にいる「春華」がこのゲームの世界に入り込んだのではないかと疑った。
そして俺はゲームの遥香の親密度を上げ続けていた。

「ま、ゲームの遥香を攻略するのもいいけど、現実の春華もしっかり攻略しないとな」

「うるさい」

俺は清にそう言いながらバトルガールのイベントを進めていくのだった。
……そろそろ10連ガチャが引けそうだ。

〜〜〜〜〜

「ふあ〜……やっと終わった」

学校の授業が終わった。

疲れた俺は伸びをする。

気怠い授業が終わり、俺は帰る準備を整えていた。

「帰ろうぜ〜」

清がやってきて俺にそう言った。
俺は必要な荷物だけ鞄に入れ、清と共に教室を出ようとした。

すると…

「柿崎君!」

誰かに呼ばれた。気のせいかと思いつつ後ろを振り返るとそこに立っていたのは大神だった。

「あの……これ、落としたよ」

そう言って俺に渡してきたのはとあるアニメの美少女キャラクターのストラップだ。
よりにもよって好きな人にそれを拾われた俺は恥ずかしくなり、顔を真っ赤にしてそれを受け取った。

「………あ、ありがとう……」

死にたい気分だった。こんなの好きだって分かったら幻滅されてしまう。
そんな恐怖に怯えていた俺だったが大神は笑顔で俺にこう言った。

「そのキャラクター……とっても可愛いね!私、そういうの好きだよ」

「え……?」

そう言って大神は友達の所へ戻っていった。

「ひゅー!良かったじゃん!あのキャラ見ても何も言われなかったな!」

「あ、ああ……」

少し拍子抜けはしたが俺はホッと胸を撫でおろし、清と共に帰路につくのであった。

「………柿崎君…」

大神からの視線には気づかずに
[9] 最初


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