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夢値とあれと遊戯王 太陽は絶交日和
レベル6中編 復讐のオンリー・ストーカー
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から省略するがな」
 ダードの言う通りの挙動を繰り返し、夢値の墓地はみるみる少なくなり、それを吸い上げるように手札はどんどん増えていった。
「ぼくは《龍大神》を対象に、速攻魔法《エネミーコントローラー》を発動します。表示形式を攻撃表示に変更」

龍大神 守1200
    ↓
    攻2900

「そして《Ω》の効果で《Ω》と《エネミーコントローラー》をデッキに戻します」
 その挙動を途中に挟みながらドローループをして、ついに、デッキが1枚になった。
「《ソハヤ》をシンクロ召喚します。《ライブラリアン》と《龍大神》と、そして墓地の『ABF』モンスター《ソハヤ》を対象に、フィールドの《ソハヤ》の効果を発動します。墓地の《ソハヤ》を特殊召喚して1枚ドローして《Ω》を墓地に送ります。更に《龍大神》の効果で《Ω》を墓地に送ります」
「……あー、これは」
 ダードは何かに気づくと同時に渋い顔をした。
「どうしたの?」
「……だからあんなに引いてたのか」
「墓地の《Ω》の効果で、墓地の《Ω》と《スティーラー》をデッキに戻します。そして、『BF』モンスターを素材にしていない《ソハヤ》はチューナーではありません。ぼくはレベル5の《ソハヤ》にレベル5の《ソハヤ》をチューニング。レベル10、《天穹覇龍(てんきゅうはりゅう)ドラゴアセンション》をシンクロ召喚します」
「はぁ!?」
「……やっぱりか」
 エルが驚き、ダードは頭を抱えた。
「え?そんなとんでもない効果なの?」
 樢はきょとんとしている。
「効果は全て強制効果、だからぼくは好きな様に、《ドラゴアセンション》の効果をチェーン1、《ライブラリアン》の効果をチェーン2、《龍大神》の効果をチェーン3で発動します。《Ω》を墓地に送り、カードを1枚ドローして、」
 夢値はそこでにっこりと微笑んだ。
「《ドラゴアセンション》の攻撃力が、ぼくの手札の枚数×800になります」
「手札の枚数!?」
 樢はデッキの全てを収納した夢値の手札を見ながら叫んだ。
「あいつの手札はデッキのほぼ全て」
 ダードがボソリと呟いた。
「デッキにあって今手札に無いのは《龍大神》1枚だけ。つまりあいつの手札は39枚だから攻撃力は800×39で……」
「いいえ、」
 夢値は首を横に振った。
「その方が安定感はあるのですが、それだとキリが悪いので、」

ドラゴアセンション 攻32000

「デッキ枚数を41枚にしました」
「あ……、あ……」
「凄い攻撃力よねー」
 樢が呑気に呟いた。
「……お前、あんだけの攻撃力があれば、攻撃表示モンスター1回殴っただけで相手負けるぞ」
「へ?」
「攻撃表示同士のモンスターが先頭を行った時、攻撃力の低い方をコントロールしているプレイヤーは、両モン
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