=体力測定編= クラスセレクト
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ベルじゃねーぞ這い寄る混沌並みだぞ。
さぁて、ここまでは原作通り。この先も100%ではないが、俺も割と必死で頑張ったので最下位ではない筈。何より相澤先生の気が変わったので除籍の話は無しになるだろう。最低でも今日は。
問題はここからだ。俺の能力が殆ど戦闘でアドバンテージがないこともそうだが……第一の難関「USJ襲撃事件」という不確定要素の多い危機を、俺も乗り越えなければいけない。
(俺のクラス編入で未来には必ず差異が生じている……つまり、『なくなる』、『遅まる』は勿論、『早まる』可能性だって産まれるってことだ。更に残念なことを言うと………簡単に変わってくれねぇんだよなぁ、デカい未来は)
運命力か、或いは俺の観測によってそうなるのか、未来には二種類ある。『変えられる未来』と『備えられる未来』だ。『変えられる未来』は比較的小さなアクションで結果が真逆に変わることが多いが、『備える未来』は一個人の力でどうにかできるものではない。
簡単な例えをしよう。
第一話でデクくんがヘドロに捕まる未来を俺が見たとしたら、その未来は簡単に変えられる。
デクくんをヘドロのいない所に誘導するか、出現タイミングをズラせばいいだけだからだ。互いに意識し合った存在でもないし、すれ違わなければ万事解決だ。これが『変えられる未来』。
しかし、ヘドロがオールマイトに捕まる未来を見た場合、状況はまるで変わってくる。
オールマイトはヘドロを追っている。そして正義感も行動力も強力過ぎるオールマイトの正義パワーは、俺みたいな非力な一般人がどんなに頑張って止めようとしても止まらないだろう。一個人では抗いようのない運命の方向性――しかし、ヘドロとオールマイトの逃避行に巻きこまれないように避難することは出来る。変えられない未来……と言うとネガティブになっちゃうので俺は『備えられる未来』と呼んでいる。
で、それを踏まえてデクくん死亡エンドがどっちに分類されるか考えてみよう。
原作より未来のデクくんってことはフルカウルより更に強くなっている訳で、そんなデクくんを即死させるような未来の運命が軽い訳がない。必然的に――EXハードモード!!
もっと将来が明るくなるニュースが欲しい。切実に。
……ちなみに体力測定の結果、俺はなんと峰田以上葉隠以下という非常に底辺の結果に収まった。まぁ、こんなもんだよね………こればっかりはマジで、ね。悔しくねぇし。泣いてねぇし。これは目から汗が出てるだけだし。
「つーか葉隠さんってどうやって入試突破したのか滅茶苦茶謎なんだけど。『透明人間』って戦闘力そのものは普通の人間レベルだよね?そこんとこどうなん?」
「んーとねぇ………途中までロボの破片で殴って倒したりしてたんだけど途中からバテちゃって、後
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