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SAO〜円卓の騎士達〜
第一話 終わりの始まり
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アリス「私も有りません。」
ユージオ「僕もだ。」

確認すると全員のログアウトボタンが無かった。

クライン「正式サービス初日にこんなバグがあるなんて、GMは今ごろ忙しいだろうな。」
シンタロー「いや、こんなバグなら今頃、強制ログアウトかアナウンスがあってもいいはずだ。」
キリト「あぁ。 何かおかしい。」

と、そのとき。
リンゴーン、リンゴーン
始まりの街の鐘が鳴る。
それと同時に全員が青い光で包まれる。

ユージオ「これは!?」
クライン「何だ!?」
アリス「きゃっっ!」

次の瞬間、始まりの街の広場にいた。

シンタロー「強制転移?」
アーサー「みたいだな。 見ろ。 ゲーム内の全員が集められたみたいだぞ。」

周りのプレイヤーの声を聞いていると、どうやらこの広場から出られないらしい。
しばらくして、警報音が響き渡り、それと同時に空がWARNINGという文字と共に赤く染まる。
そして、空からフードを被った人物が現れる。
その人物は開発者の茅場で、曰く、
このSAOはデスゲームであり、この世界でのHPの全損は現実での死を意味すること。
助かるにはSAOの完全クリアしかないということ。
ご丁寧に死に方まで教えてくれた。
脳が電子レンジのマイクロ波で焼き切られると言うのだ。

そして、最後に

茅場「最後に私から君たちへと贈り物をした。 アイテム欄を見たまえ。」

そう言われて、アイテムを見る。

キリト「手鏡? っ! おわっ!?」

また光に包まれる。
が、今度は転移はしなかった。が、

アーサー「キリト、お前それリアルの顔じゃ。」
キリト「そういうお前も。 ユージオも、アリスも。」

茅場「それではプレイヤー諸君の健闘を祈る。」

そう言うと茅場は消えた。
と、同時に
「おい!!ふざけんな!!」「いやぁぁぁ!!」
などと騒ぐプレイヤー達。
俺? もちろん驚いた。 だが、ここで何と言おうと何も変わらない。
やることは一つ。

キリト「クライン、お前は俺らと来い。 次の町に行こう。」
クライン「・・・悪い、一緒には行けねぇ。俺には他のゲームで知り合った仲間がいる。」
アーサー「人数は?」
クライン「俺を含め七人だ。」
ユージオ「七人だったらギリギリカバー出来るよ。 早く連れてきて。」
クライン「!! 分かった。 少し待っててくれ。」

そして、クラインの連れてきたメンバーとシンタロー、アヤノ、コノハ、エネの合計十六人で次のホルンカの村へ向かう。
俺は、俺たちは、絶対に生き残ってやる。

〜side out〜
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