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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic10-B機械仕掛けの少女〜Team Sycorax〜
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とトリシュさんが応援に駆け付けてくれて」

「だな。トリシュは長距離攻撃も持ってんし、ルミナのスキルもシームルグ相手にはもってこいだ」

トリシュはオーディンの長距離砲撃や、あたしやシグナムの魔法も結構扱える。ベルカ時代ん時、あたし達がアムルの住民に教えてた魔法が、現代にまで伝えられてるっつうのは実際嬉しいもんだ。

「こちらスターズ2。ロングアーチ、地下水路内の状況を教えてくれ」

今、フォワードの居るのは北部の廃棄都市区画、その地下に広がる放水路だ。あたしとリインはそこへ通じるルートを目指して飛んでるわけだが、ここに来るまでフォワードの現状を聴いてなかったことに気付いた。

『カメラや通信はどうやってもノイズが回復しないのですが、熱源や魔力反応は届くのである程度は、になりますが・・・』

「それだけで十分だ。教えてくれ」

『あ、はい! こちらも現在、ガジェットT型、V型を撃破しながらケースのあるポイントへ向かって進行中です。しかしいくつか問題も発生しています。行方不明のもう1人の子供によるものかどうかは不明ですが、ガジェット数十機が撃破されています。そして、子供の生命反応がケースの在ると思われるポイントにて消失しました』

ロングアーチのルキノからそんな最悪な報告が入った。リインが「まさか、亡くなって・・・!?」両手で口を押えて悲しげな顔を浮かべた。

『今は何とも言えません。本当に亡くなってしまっているかもしれません。ですが、ステルス魔法を持っていれば、そう言った反応を一時的に隠せることも可能かと・・・』

「あ、そうですね。後者を信じるです」

「ああ」

それからフォワードとギンガがポイントへと到着して、“レリック”のケースを発見したことを知った。けど、もう1人の子供の方は見つからねぇようだ。

『あ、待ってください! 襲撃です! 魔力反応・・・推定Sランク!』

「な・・・!?」「え・・・!?」

ここに来てSランクの敵が出てくるってマジかよ。いや、本命の1つとして数えられてたんだ。ガチの戦力が送り込まれていたとしても不思議じゃねぇ。が、「まずいな」どの魔法系統を使うかは知らねぇがSランクとなると今のフォワード達には荷が重い。

『待ってください! そんな・・・! さらにSランクの魔力反応! いえ! A+とAAランクもさらに出現!』

「なんだと!?」

「高ランク魔導師が4人もですか・・・!」

完全にこっちが本命だ。あたしは「はやて! あたしのリミッターを解除してくれ!」さすがにリミッターが掛けられてる中でSランク2人を相手にするのは骨だから要請を出す。はやては『了解や。フォワードとギンガのこと頼むな、ヴィータ、リイン』あたしのリミッターをすぐに解除してくれた。

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