暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic10-B機械仕掛けの少女〜Team Sycorax〜
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アギトにまで怒られたリヴィーはガックリ肩を落としてしょんぼりした。僕は「ソニックムーブ・・・!」そんなリヴィーに向かって高速移動魔法で突撃した。気落ちしてる中に攻撃を仕掛けるなんて男らしくないとか、格好悪いとか、そう思うけど今はそんな悠長に構えていられない。

「はぁぁぁぁーーーーッ!」

「だったら・・・」

――ボーデンドンナー――

リヴィーは両手・両脚に魔力を付加したうえで高速移動魔法を使って、真っ向から僕の迎撃に入った。リーチ的に先制は僕だ。“ストラーダ”による薙ぎ払いを繰り出す。リヴィーは「長柄武器の弱点、知らないの?」そう言って、振るわれてる最中の“ストラーダ”の柄を右手で鷲掴んで、「そんな・・・!?」僕の一撃を防いだ。慌てて“ストラーダ”を引こうとしたんだけど・・・

「トイフェルファオスト・・・!」

「ごぶっ・・・!?」

それより早く魔力付加されたパンチをお腹に受けてしまった。その一撃で僕は大きく殴り飛ばされて、「ぐぁ・・・!」支柱に叩き付けられた。僕はそのまま地面に落ちて、「げほっ、げほっ」咽る。

(まさか柄を掴んで攻撃を無力化して来るなんて・・・)

リヴィーは僕が思わず手放してしまった“ストラーダ”をブンブン振り回して、「わたしの勝ち」ピースサインを僕に向けて来た。まずは“ストラーダ”を取り返さないといけないんだけど・・・。

「一体どうやって・・・」

屈伸や伸脚を始めたリヴィーを見るに、僕から逃げようとしてる。確かにデバイスの無い僕は本当に無力だ。キャロやティアさんも「きゃぁぁぁ!」ルールーとアギトの射撃魔法の弾幕で吹き飛ばされて、スバルさんとギンガさんも「うわぁぁぁぁっ!」クイントさんに殴り飛ばされたり蹴り飛ばされたりと圧倒されてる。

「そんな・・・」

気持ちが折れそうになっているところで、「ちょ、なんか来る! 魔力反応デケェ!」アギトが攻撃を中断して辺りを見回し始めた。その直後、天井が崩落して砂塵がブワッと広がった。

「リイン!」

「はいです! 捕らえよ、凍て付く足枷! フリーレンフェッセルン!」

その砂塵の中からヴィータ副隊長とリイン曹長の声がして、キャロとティアさんと戦ってたルールーとアギトが氷の塊に閉じ込められた。そしてヴィータ副隊長は“グラーフアイゼン”による「テートリヒ・シュラーク!」を、「ぐふっ!?」屈伸してたリヴィーに容赦なく打ち込んだ。

†††Sideエリオ⇒ヴィータ†††

はやての指示を受けてあたしとリインは、フォワードとギンガの居る地下へ向かって飛行中だ。あたしとリインの代わりに、ルミナとトリシュがガジェットや“シームルグ”の迎撃を担当してくれることになったからだ。

「ですが本当に助かったですね。ルミナさん
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